「遠くの有名な釣り場にいってみたいけれど、長い釣竿を持って新幹線に乗るのは邪魔になりそう……」

 そんな釣竿の持ち運びに悩む人にぜひ知ってほしいのが、数個のパーツに分解してバッグにすっぽり収納できる携帯用の釣竿「パックロッド」だ。

 これがあれば電車移動や乗り換えもスマートで快適。今回は宮崎から広島へ新幹線で遠征した筆者の実体験をもとに、パックロッドの身軽さと守るべきマナーを解説する。

■電車釣行を成功させる鉄則!  仕舞寸法「55cm以下」のパックロッド

 電車や新幹線を利用した釣り旅を成功させるには、釣竿をコンパクトにまとめることが何より重要だ。そこでおすすめなのが、竿を仕舞ったときの長さ(仕舞寸法)が「55cm以下」のモデルを選ぶこと。

 一般的に、20〜25L程度の小さめのバックパックでも高さが50〜55cm程度に設計されているものが多いため、仕舞寸法55cm以下のパックロッドならすっぽり収めることも、専用のロッドケースに入れて手に持って移動するのも非常に簡単だ。

 このコンパクトさこそが、混雑した車内でも周囲の目を気にせずスマートに乗車できる最大の秘密だ。また、駅にある小型のコインロッカーでも奥行きは55cm以上あるところが多いため、問題なく収まるのも嬉しい。

■【実体験】宮崎から広島への電車・新幹線遠征も身軽に

ロッドケースと旅行バッグ

 実際にパックロッドの身軽さと高い実用性を実感したのが、宮崎から広島へ新幹線を乗り継いで遠征したときだ。

 筆者は1泊での遠征にあたり、衣類などの着替えをバックパックに詰め、仕舞寸法が短いパックロッドやリールなどの釣り道具はロッドケースを含む手持ちのバッグにまとめて移動した。

 キャリーバッグを持っていなかったためこのスタイルを選んだが、キャリーバッグなど車輪がついているタイプを組み合わせれば、より快適に移動できたかもしれない。それでも長いロッドケースを抱える移動と比べると、車内で足元や荷物棚を圧迫することもなく、普通の旅行と変わらない身軽さで新幹線に乗ることができた。

 パックロッド自体の性能に不安を感じる人もいるかもしれないが、広島の堤防で本命のキジハタをヒットさせたときも、美しいカーブを描きながらしっかりとしたバットパワーで受け止め、余裕で引きずり出せた。