■ポイントをこまめに移動。スレていない魚を探すことが数釣りのコツ

チャビングで数釣りを楽しむなら、こまめなポイント移動が欠かせない

 チャビングでは、一つのポイントで釣れ続けることはあまり多くない。実際に今回の釣行でも、開始直後は順調に釣れていたものの、同じポイントへ繰り返しルアーを通していると、次第に魚からの反応は少なくなってきた。カワムツは警戒心が比較的強く、一度ルアーを見切ると口を使わなくなることも少なくない。そのため、一つの場所にこだわり過ぎず、反応がなくなったら次のポイントへ移動することが数釣りのコツである。

 そこで、流れ込みや反転流、岸際の障害物周りなど、魚が着いていそうな場所をテンポよく探っていくことにした。数投して反応がなければ次のポイントへ数メートル移動することを繰り返すと、再びカワムツがルアーに飛び付いてくる。

 小さな川でも魚は広く散っているため、足で稼ぐことが釣果アップにつながる。また、一度反応がなくなったポイントでも、しばらく時間を空けて入り直すと再び魚がルアーに反応することもあり、ポイントをローテーションしながら探るのも効果的である。

 この日は場所を変えるたびに魚からの反応が得られ、最終的には実釣3時間でカワムツ16匹、オイカワ6匹をキャッチ。手のひらサイズに迫る良型も姿を見せた。状況に応じてポイントを見切りながら魚を探していくことが、安定した釣果につながった。

この日釣れた最大15cmのカワムツ。婚姻色が現れた厳つい顔つきのオス

■身近な里川で始めよう!  美しい魚との出会いが魅力のチャビング

身近な里川で楽しめるチャビングにチャレンジしてみてはいかがだろうか

 チャビングは、身近な里川で気軽に始められるルアーフィッシングである。止水の管理釣り場でトラウトフィッシングを楽しんでいる人なら、手持ちのタックルを流用できるため、新たに道具を揃えなくて始めやすい。カワムツやオイカワは小型魚ながら引きが力強く、春から夏には鮮やかな婚姻色も楽しめるので、一匹ごとの出会いに十分な魅力が詰まっている。

 また、都市部の近くを流れる里川にも、こうした魚たちは数多く生息している。遠くまで足を延ばさなくても、美しい自然や魚との駆け引きを気軽に楽しめることは、チャビングならではの大きな魅力と言えるだろう。

 一方、子どもと一緒に川遊びを楽しむなら、エサ釣りでカワムツやオイカワを狙うのもおすすめだ。年齢や経験に合わせて釣り方を選べば、身近な里川は世代を問わず楽しめる遊び場になる。

 残暑が続くこの時期は、水辺が恋しくなる季節でもある。熱中症対策や川遊びの安全に十分配慮しながら、身近な里川でチャビングを楽しみ、自然の豊かさや淡水魚との出会いを満喫してほしい。

 

管轄漁協:栃木県下都賀漁業協同組合 https://www.shimotsuga-fc.org/

●【MAP】姿川