豊富な知識と経験を持ち、日々たくさんの登山やキャンプ道具と接しているアウトドアショップの店員さんに、いま注目の製品を紹介していただくシリーズ。今回は、アルペントーキョーの加藤祥太さんに「アウトドアでのんびりくつろぐ」をテーマに、おすすめアイテムを選んでいただきました。
■さっと取り出して気軽に座れるミニマット
ハイキングの途中でひと休みしたくなったとき、地面の凸凹や汚れが気になって、座るのを躊躇したことはありませんか? かといって、わざわざレジャーシートなどを広げるのは手間ですね。
そんなときの強い味方が、折りたためるミニマットです。「軽量でコンパクトなので、さっと広げるだけで使えます。クッション性のあるものなら、場所を選ばずに快適に座れますよ」(加藤さん)
ハイキングはもちろんのこと、いろいろなレジャーでも重宝しそうです。例えば、スポーツ観戦。スタジアムの座席はけっこう座面が硬いので、長時間座っているとお尻が痛くなってしまいますね。そんなときでも、クッション性のあるミニマットがあれば、断然座り心地が変わるはずです。
もちろん、ミニマットはキャンプに行くときにも役立ちます。「キャンプでは、テントに敷く大きなマットは用意していると思いますが、コンパクトなマットもあると何かと役立つんです」と加藤さん。
そこで、“折りたたみ”タイプと、“空気を入れる”タイプのオススメをご紹介しましょう。前者が、エバニューの「深山座布団」と「コンパクト折りたたみマット」の2モデル、後者が、ロゴスの「セルフインフレート ざぶとん」です。
■表面にたくさんの凹凸がある「深山座布団」
まず、折りたたみタイプは、使いたいときにさっと取り出して広げられるのがメリットです。素材には、発泡ポリエチレンを使っています。
エバニューの「深山座布団」は、表面に丸型の凹凸がたくさんあるのが特徴です。これにより、適度なクッション性が得られます。「使う場所の傾斜などにも合わせやすくて、体重もうまく分散してくれます」(加藤さん)
裏面は、アルミ蒸着(銀色面)になっているので、断熱効果や輻射熱効果が期待できます。「暑い日は銀の面を下にして熱を防いで、寒い日は上向きにして座れば、自分の体温の反射で暖かさが得られます」(加藤さん)
使用時のサイズは、幅310mm×奥行き390mm×厚さ12mm。とてもシンプルですが、座ってみると、ホッと落ち着きます。折りたたむと細長くなるので、バックパックのサイドポケットに差し込んでおけば、いつでもさっと取り出せるので便利です。
■手のひらサイズにまで折りたためる
折りたたみタイプのもうひとつは、同じくエバニューの「コンパクト折りたたみマット」です。「こちらは、さらにコンパクトにたためます」(加藤さん)
使用時のサイズは、幅265mm×奥行き335mm×厚さ5mmと、先ほどの「深山座布団」に比べるとひと回り小さいですが、実際にはそれほどの差は感じません。
折りたたむと、幅130mm×奥行き90mm×厚さ50mmという手のひらサイズになります。小さくたためるように、折り曲げ部分の形状がよく考えられているのも、この製品のポイントです。
小さくて、20gと軽量なので、バッグの中でも、車の中でも、さりげなく出番を待っていてくれそうです。「荷物をとにかく減らしたい人や、常に携帯しておきたい人にオススメです」(加藤さん)