■駒ヶ岳へ「神秘的な大沼の眺めと、またしてもカラス!」
徒歩2分と書いてある絶景スポット(当日は雲に覆われており、沼田の街が見えたくらい)へ立ち寄った後、次は南隣の駒ヶ岳を目指して歩きます。「黒檜大神」の鳥居にはまたしてもカラスの姿が。ついて来た? それとも別の個体? 神様の化身でしょうか?
ややくたびれた道標は文字が判別しづらい箇所もあります。分岐では念のためにコンパスを出して地形図と照らし合わせます。
多くの登山者が歩く赤城山の人気コースですが、稜線には複数の踏み跡が入っているのが目立ちます。木道が崩壊しているところもあり、その脇にはいく筋も歩いた跡がありました。壊れた木道を歩くとケガの元ですし、かといって植生を考えるとむやみに他の場所に足を踏み入れるべきではないでしょう。悩ましいところです。
急な斜面には木製の階段が設置されていますが、古く崩壊しかかっているものもあります。土が抜けてしまっていて、むしろ足がひっかかりそうな箇所もあったので慎重に足を運んでいきました。
広く平らな鞍部でひと休み、ひと登りすると駒ヶ岳山頂へ到着です。山頂からは大沼を望めます。碧い水面には赤城神社の赤い橋がコントラストをなし、日差しによって色合いを変えて神秘的です。同時にどこか南国のビーチリゾートを見ているかのような透明感と華やかさも感じました。
そして、またしてもカラスがいます。登山者が捨てたバナナの皮をついばんで見せてはこちらを睨みます。やはりエサ狙い? それともゴミを捨てるなといいたいのでしょうか?
山頂からは標高差300mあまりを淡々と下っていきます。金属製のハシゴのような階段は、手すりが磨かれ鈍く光っています。新緑のなか、ぽつりぽつり咲くツツジの花が燈のよう。しかし脇見注意、油断ならない道が続きます。ちょうど見頃だったヤマツツジのくっきりとした赤が印象的でした。
午後1時。あと少しで駒ヶ岳登山口へ下山するタイミングでした。ショルダーバッグをタスキ掛けにした中年男性が、ずいぶんと苦しそうに呼吸を荒げながら登ってきました。観光のついでに寄ったのでしょうか?
軽装でどこまで行くのかはわかりませんが、けっして楽でもない登山道です。焦って歩くと集中力も欠き事故の元です。日が長い時期とはいえ、早めの行動を心がけたいものです。
新緑とツツジ、山から眺める大沼と赤い橋のコントラスト。そしてマスコットみたいに各ポイントですかさず登場するカラスが印象的な登山となりました。