■見どころはまだまだ続く。霞丘陵最高峰、七国峠へ

笹仁田峠分岐点。車道を渡った先の指標には「 岩蔵温泉・七国峠」と書かれている

 ハイキングコースはまだ続く。桜並木を抜けると、笹仁田峠(ささにたとうげ)の分岐となる「岩倉街道」に出る。横断歩道を渡って右へ進む。いったん一般道に出るが、すぐに左手に七国峠への登山口を示す標識が現れるので、Uターンするように左に折れて再びハイキングコースに入る。やや分かりにくいポイントなので、見落とさないよう注意したい。 

七国峠へ向かう登山道

 これまでの明るい雑木林から一転し、この先はヒノキやスギが目立つ林へと入っていく。歩くごとに環境が変わり景色の表情が移ろっていくのも、このコースの魅力のひとつだろう。25分ほど歩くと大きく開けた七国広場に出る。ベンチもあるので、ここで一休みしよう。

木々の間から覗く富士見スポット

 七国広場から左へ進み、岩蔵温泉方面へ向かうと、七国峠最高峰分岐に差しかかる。標識にしたがって、岩蔵温泉方面へ進もう。

 標識から10分ほど進むと、左手の木々の間から視界が開ける場所が現れる。ここは富士山の展望ポイントだ。案内の看板も設置してあるのでわかりやすい。標高は約230mで、開けた眺望に癒されるコースのクライマックスポイントだ。この日は残念ながら富士山を見ることはできなかったものの、奥多摩・御岳山(みたけさん)の稜線などを見渡すことができた。

傾斜が急で滑りやすいので足元には注意

 富士山の展望スポットを過ぎると、登山道はまもなく下りに入る。斜面はやや急で石も多く、道幅も狭くなるため、足元には十分注意したい。そのまま下ると、「日影林(ひかげばやし)通り」と呼ばれる車道に出る。ここが今回のゴールだ。車道に出たら、都道28号線沿いの「常福寺入口」バス停へ。河辺駅北口や青梅駅など、主要な駅へ戻ることができる。

 また、28号線から岩蔵街道沿いにかけてはカフェが点在するので、コーヒーやスイーツでひと息つくのもいい。さらに、岩蔵温泉郷での宿泊もおすすめだ。100年以上の歴史を持つ風情ある宿もあり、湯浴みで締めくくるのも贅沢だ。

 気軽に歩けて、自然の変化も楽しめる霞丘陵のハイキングコース。歩いたあとの楽しみまで含めて、大満足な一日を過ごせるルートといえるだろう。静かな里山の魅力を、ぜひゆっくり味わってほしい。

 

霞丘陵トレッキングコース所要時間
塩船観音入口バス停(0:00)→ 塩船観音山門(0:10)→ 平和観音像展望台(0:25)→ ハイキングコース入り口ゲート(0:30)→ 愛宕グラウンド分岐(0:55)→ 笹仁田峠分岐点(1:20)→ 七国広場(1:45)→ 七国山最高峰分岐点(2:00)→ 富士見スポット(2:10)→ 常福寺入口バス停(2:50)
歩行距離:約6.1km
合計所要時間:2時間50分

塩船観音寺
住所  〒198-0011 東京都青梅市塩船194
拝観受付時間  8:30〜16:30

つつじ見頃時期 入山料(ツツジの見頃時期は、つつじ園維持管理費用として入山料が必要)
大人(中学生以上)300円
小人(小学生以下)100円
団体(20名以上)250円
シニア(75歳以上)250円

塩船観音寺ホームページ http://www.shiofunekannonji.or.jp/

岩蔵温泉観光協会ホームページ  https://ome-iwakura.tokyo/

●【MAP】霞丘陵

●【MAP】塩船観音寺