■難しいテクニックは不要
一般的にアジングはワームをフォールさせながら釣るのが主体だが、春の産卵前の時期は、派手なアクションよりも「一定のリズムと安定した操作」が効果的な場面が意外と多い。
使用するタックルは基本的にジグヘッド単体で、ジグヘッドは1〜2gの重さのものがあれば基本的に大丈夫だ。ただし、潮流が速い場所などでは3gまであると便利。
・狙っている水深を一定速度で、ワームを見せるようにただ巻き
・フォールやアクションを入れ過ぎずに一定の層を漂わせる
・レンジを固定する
この3つを意識するだけで良型アジが期待できる。また、他の季節や普段の数釣りでも通用するので試してみてほしい。
良型だからといって特別な誘いが必要なわけではない。むしろこの時期は動かしすぎると、プランクトンや多毛類を捕食しているアジに違和感を与え、釣れにくくなってしまうこともある。丁寧にゆっくり動かすことの繰り返しが、サイズアップへの近道になる。
■安全面と釣り場のマナー
最後に、楽しい釣りにするための準備についても触れておこう。春とはいえ、夜の海、夜の港はまだ冷え込む。防寒対策はしっかりとし、滑りにくいシューズも必須だ。落水の危険もあるのでライフジャケットの着用も忘れずにしよう。
また、港湾部は漁業関係者の利用も多い。立ち入り禁止区域に入らない、ロープや係留設備に触れない、ゴミを残さない、迷惑になる駐車はしないなど基本的なマナーを守ることが、釣り場を長く使えることにつながる。
■春に釣れる良型アジを狙いに行こう
春の瀬戸内海は、産卵前の荒食いを意識した良型アジが混じりやすいシーズンだ。特別な技術がなくても、潮のタイミングと釣り方を意識することでサイズアップの可能性は高まる。
数釣りだけでなく「一匹の重み」を感じられるのが、この時期のアジングの魅力。基本を押さえながら、春ならではの一尾を狙ってみてほしい。