豊富な知識と経験を持ち、日々たくさんの登山やキャンプ道具と接しているアウトドアショップの店員さんに、いま注目の製品を紹介していただくシリーズ。今回は、WILD-1多摩ニュータウン店キャンプ担当の大貫大輝さんに「はじめて買うテント」をテーマに、おすすめアイテムを選んでいただきました。

■ひとりでも立てられる「ランドネストシェルター」

 はじめてのキャンプ、はじめて買うキャンプ道具。いろいろなアイテムが頭に浮かんでくると思いますが、その筆頭がテントではないでしょうか。そして、選択で大いに悩むのもテントかもしれません。

 テントは、いわばキャンプ場での「家」であり、サイトのランドマークでもあります。やはり見た目にはこだわりたいところ。加えて、使う人数に合わせたサイズ、用途に合わせた形状など、選ぶ際に意識すべきポイントも多いです。

 さらに気になるのが、設営のしやすさでしょう。とくに、はじめてのキャンプ、さらに家族など同行者がいた場合、テントがうまく張れるかどうかは、大きな不安要素になります。せっかくの楽しい時間、出鼻をくじかれることなく、スムーズに設営したいですね。

 「それでしたら、ひとりでも簡単に立てられるテントがオススメです」と、大貫さんが案内してくれたのが、店内にドーンと張られたテント。それが、スノーピークの「ランドネストシェルター」です。

スノーピークの「ランドネストシェルター」

■前後左右が対称形なので迷わずに進められる

 「ランドネストシェルター」は、リビングと寝室の2ルーム構造で、家族4、5人でゆったりと過ごせるテントです。シンプルなドーム型テントを長年使っている筆者からすると、テントの進化には驚くばかりです。それにしても、こんな立派なテントがひとりで張れるのでしょうか。

 「はい、張りやすさでは、このテントは本当に群を抜いています」と大貫さん。「前後左右が対称形になっているので、設営時にフライシートを広げる際、向きを気にする必要がないんです」(大貫さん)。確かに、フライシートは向きがわかりにくく、いつも設営時に苦労するので、対称形ならわかりやすいですね。

 それでも、ポールを立てるのはやっぱり難しそうな気がしますが、「最初の工程さえ済ませれば自立する」(大貫さん)そうなので、人手が少ない場合でも、ひとりでイケそうです。

中央のスリーブにポールを通し、両サイドにフレームをセットすればOK
両サイドに取り付けたフレームの先端は、下部にあるリングピンに差して固定する

■広々としたリビングと寝室でストレスもなし

 テント内の寝室は、吊り下げ式のインナールームとなっていて、4人でゆったりできる十分なスペースがあります。「高さがあるので、背の高い人でも動きやすいのがメリットです」(大貫さん)。テントの中は立ち上がって着替えをするのが難しかったり、作業をするにも窮屈さを感じたりするものですが、そういったストレスがありません。

寝室は吊り下げ式のインナールームになっている

 リビングスペースでは、テーブルやチェアを置いてくつろげます。「キャンプ場によっては、“クワイエットタイム”という静かに過ごすべき時間が設けられていますので、そんなとき、このリビングが活用できますよ」(大貫さん)

“クワイエットタイム”はリビングでくつろいで過ごせる

 天井部分は遮光性が高く、UVカット加工もされているので、夏の日差しにもしっかり対応できます。側面のメッシュパネルも大きいので、風通しもよく、快適に過ごせるのもメリットです。