徐々に増す日差しを受けながら、新緑がキラキラと輝く季節。つられて軽やかになる気分、とは逆に体はずっしりと重い。秋冬で溜め込んだ体重は3kg。

 これはよくない、と思いつつも食事制限は辛いしジムに行くのもなかなか面倒くさい。なんとか楽しく体を動かせないかと思っていたところ、「登山はダイエットにも良いらしい」という噂を耳にした。

 楽しくカロリーを消費できるなんて最高じゃないか! これは実践してみねば。

■AIも太鼓判?  登山がダイエットに繋がる2つの理由

ChatGPT先生によると、登山は「痩せやすい運動」らしい!

 さっそくChatGPTに相談してみた。筆者は最近Googleで検索するよりも先にChatGPTに聞いてみることが多い気がする。

 ChatGPT曰く、登山は普段あまり運動していない人が取り入れるとダイエット効果を感じやすいそう。

 理由としては2つ。まず、登山は数時間山道を歩き続ける運動なので、これが有酸素運動にあたり脂肪を燃焼させるのに最適だそう。なんと体重55kgの女性が3時間の登山をすると約900〜1,200kcal消費できるらしい。 本当か?

 もう1つの理由は下半身の筋トレになるため。登山では坂道を登るので、お尻・太もも・ふくらはぎなど下半身の筋肉を活用する。その影響で代謝が上がり痩せやすい体質になるそうだ。

■実際に登ってみました

高御位山の岩山を登る。最後の方は息が上がるほど頑張った。下山後のラーメンは染み渡った

 ChatGPTの意見には半信半疑ながら、いざ登山チャレンジ。今回登ったのは兵庫県の高御位山(たかみくらやま・標高304m)。複数の山の岩尾根が続き、低山ながらもしっかりとした登りごたえを感じられる、地元では人気のハイキングスポットだ。

 当日食べたものは、登山前にコンビニの唐揚げ1パック、登山中にチョコレートの小袋菓子1袋、水1リットル、そして下山後にお昼ごはんとしてラーメン、夜は家で焼き肉。痩せる気はあるのか。

 登山は駅からの徒歩も合わせて往復で4時間程度、平均時速は3.1kmで、歩いている内は服の中にじんわり汗をかく程度だった。歩数は下山の最寄り駅で確認すると19,000歩ほど。

 山登りのカロリー計算方法は、消費カロリー(kcal)= メッツ(運動強度)× 体重(kg)× 運動時間 × 1.05といわれる。そして登山のメッツは6〜7だ。それに当てはめると、今回の登山に対する消費カロリーは1,300kcalほどになった。

 ChatGPT、あっているかも。