「冬が終わっても、まだ滑りたい!」 そんな人におすすめなのが、新潟県にある奥只見丸山スキー場とかぐらスキー場だ。

 積雪量が多いエリアに位置する2つのスキー場はどちらもゴールデンウィークまで積雪があり、初心者から上級者までそれぞれのスタイルに合わせた楽しみ方ができる。

 今回は2つのスキー場のおすすめポイントについて紹介していく。

■奥只見丸山スキー場:雪に恵まれた“幻のスキー場”で春スキーを満喫!  “雪が多すぎて冬に閉鎖する”スキー場!?

朝日に照らされるピステンバーン(画像提供:奥只見丸山スキー場)

 奥只見丸山スキー場は、豪雪地帯として知られ、全国でも珍しく雪が多すぎて冬季に営業を休止するスキー場だ。3月下旬に再オープンし、ゴールデンウィークまでたっぷり滑れる貴重なスキー場だ。ハイシーズンには開かなかったコースが開放され、春だからこそ楽しめるエリアもある。

 奥只見丸山スキー場へ行くには、全長約22kmの「奥只見シルバーライン」を抜ける必要があり、決してアクセスがよいとは言えない。

 しかし、その先には春ならではの快適なザラメ雪が広がっている。ザラメ雪とは、日中に一度緩んだ雪が夜の冷え込みで適度に締まり、シャーベット状になったもの。エッジがしっかり噛んで踏ん張りやすく、スピードが出すぎないため、安心して滑れるのが特徴だ。転んでも衝撃が分散されるため、硬いアイスバーンのように痛くなる心配も少ない。

 さらに、奥只見丸山スキー場では春でも時折新雪に恵まれることがあり、運がよければパウダースノーに出会える。アクセスの大変さを超える価値があるスキー場だ。

●「奥只見丸山スキー場の春パークが熱い!」 過去のシーズンを超える充実度

春の青空の下、ハーフパイプでエアトリックに挑戦!

 奥只見丸山スキー場の魅力は、春スキーができるというだけではなく、雪が多いからこそ造れるハーフパイプやスノーパークも魅力の一つとなっている。

 ここ数年は、雪不足の影響で造設できない年もあったが、2024-25シーズンは豊富な積雪により、スノーパーク、ハーフパイプ、バンクドコースと、上級者をも唸らせるようなアイテムが揃う。

奥只見丸山スキー場
住所 〒946-0082  新潟県魚沼市湯之谷芋川大鳥1317-3
電話 025-795-2750
リフト券 1日券 大人:4,500円、シニア(55歳以上):3,800円、中高生:3,300円、小学生:1,500円

ホームページURL:http://www.okutadami.co.jp/ski/index.html

※営業日時はホームページよりご確認ください