京都府船井郡京丹波町に標高482.2mの美女山(びじょざん)という山があるのをご存じだろうか。とてもインパクトのある山名だ。真偽のほどは定かではないが、美女山に登ると恋愛運が爆上がりするというウワサもある。
とはいえ既婚者である筆者にとって、恋愛運を上げたところで意味はない。しかし、「恋愛運を必要としない既婚者が美女山に登るとどうなるか」という実験のため、美女山を訪れてみた。
■美女山の概要



「美女山」という名前の由来には、美女や妊婦さんが横たわっている姿に似ているという説など、諸説ある。
一般的に山の神は女神だ。したがってこれはあくまで筆者の素人説なのだが、女神さまは美女に決まっているということで、美女山になったのではないだろうか。



美女山は美女と言われるだけあって、美しい山容をしている。登山ルートはいくつかあるが、今回は一番便利な黒尾橋ルートから登った。黒尾橋ルートが便利な理由は3つある。
1つ目は交通の便がよいこと。黒尾橋ルート登山口は中京交通新須知(しんしゅうち)バス停留所から450m、徒歩6分の位置にある。また新須知停留所までは、JR園部駅東口から17分で到着する。これは登山でクタクタになった帰路も楽ということだ。
2つ目は水や食料を買い足したり、食事もできる便利な立地であること。新須知停留所のすぐ裏には道の駅 丹波マーケスがあり、食事ができる。停留所の向かいにはコンビニもある。周りには何もない登山口が多い中、黒尾橋ルート登山口は珍しく便利な立地と言えよう。
3つ目は道が整備されていて登りやすいこと。便利なルートは通る人も多いため、道標も多く、道もわかりやすい。したがってゆっくり歩いても、2時間前後で往復でき、登山ビギナーでも安心なのだ。