■疾走感が楽しい「マウンテンカート」

眼下に広がる白馬村の景色に向かってマウンテンカートで駆け下りていく

 白馬ヒトトキノモリがある中腹部は、山頂エリアから「5線サウスリフト」でアクセスするのが一般的。だけど、マウンテンカートで下りていくというのもありだ。このアクティビティはヨーロッパの山岳リゾートを中心に人気を集めているもので、日本では白馬岩岳マウンテンリゾートが初めて導入したそう。

 エンジンなどの動力がない乗り物で、重力による落下のみでコースを駆け下りていく。1.4kmのコースはカーブやストレートと変化に富んでおり、ハンドルとブレーキを操作しながら疾走していくのが楽しい。重心が低く地面が近いため、思ったよりもスピードが速く感じられてなかなかスリリングだ。

低重心で安定感があるが地面が近くて、思ったよりもスピードが速く感じられる
ガタガタと振動を感じる未舗装のコースを土煙をあげながら走り抜ける
マウンテンカートで山を疾走

■「ホーストレッキング」で森や展望地をめぐる

乗り方をレクチャーしてくれるのではじめての乗馬でも安心

 アクティビティが豊富とあって、白馬岩岳マウンテンリゾートでは乗馬アトラクションまで体験できる。もっとも手軽な体験乗馬は、ガイドが手綱をもって馬をひいてくれる“ひき馬”だ。

 これに対して、ホーストレッキングは1時間かけてリゾート内の森や草原をめぐる充実した内容。馬の乗り方などのレクチャーを受けてから森に入っていくと、いつもより視線が高いので木々の葉がとても近い。

ホーストレッキングでは馬に乗って森を通り抜けていく新鮮な体験も
広々とした草原を進んでいくと、白馬三山が見える展望にたどり着く

 馬の動きに体を合わせていると、乗り心地が安定してきてだんだん乗馬に慣れてくる。坂を下り、草原に出るとその先に白馬三山の景色を独り占めできるビューポイントが広がっている。乗馬中は撮影もOKなので、ベストショットを狙っていろいろなアングルを探すのも楽しいひとときだ。

 ホーストレッキングは要事前予約で所要時間は1時間ほど。乗馬しながら自然をめぐる新鮮な体験にあっという間に時間が過ぎてしまう。

リゾートで体験できる多彩なアクティビティ

■イベントも盛りだくさん!

日暮れに花火の打ち上げもある充実のイベントは見逃せない

 山頂エリアまでのアクセスは、これまでゴンドラリフト「ノア」が活躍していたが、2024年12月から新しいゴンドラの運行がスタートする予定だ。これを機に、2024年11月16日に「IWATAKE AUTUMN NIGHT ありがとう『ゴンドラ ノア』 ~ノスタルジック・アモーレ~」のイベントが開催される。

 当日はさまざまな催しを企画しており、山頂のヤッホーデッキから用意されたスリッパを飛ばす「帰ってきた!第4回全日本靴飛ばし選手権」の参加型イベントを開催。くつを飛ばせれば誰でも参加OK。

 夕方になると会場はイルミネーション&ミュージックに包まれ、「たき火プラス焼きミニマシュマロ」や「ふかしいも」の振る舞いが行なわれる。日が暮れると、高原の空に花火が打ちあがる、内容盛りだくさんのイベントだ。

秋の景色を堪能しながら、充実のイベントもぜひ体験しに行こう

 秋の「白馬岩岳マウンテンリゾート」は、絶景テラスやリゾートのあちこちで紅葉を鑑賞できる癒しのシーズン。さらにこの秋は、この注目イベントに参加できるチャンスでもある。この日を狙ってより充実したバカンスを満喫しに行こう。

「白馬岩岳マウンテンリゾート」で秋を満喫