■もはや定番!  繋ぎ目のない極薄ストレッチ素材のネックウォーマー

さまざまな使い方ができるのが魅力。私はハンカチとしても使っています

 多くの血液が通る首を防風するだけで、体感温度は大きく変わります。おすすめしたいのは、筒状で縫い目のない薄いストレッチ素材を採用したアウトドアリサーチの『アーバチューブ』。重量は46g。首に巻いたり、フェイスマスクにしたり、ヘッドバンドにしたりと、多様な使い方ができるネックウォーマーです。

 登場後は、販売してないメーカーを探すのが難しいほど、同様の製品が数多くリリースされました。いかに使い勝手の良く、画期的なギアだったかが、よくわかるストーリーですよね。

 アイデア次第でさまざまな使い方ができるのは、シンプルな道具だからこその魅力です。私はシンプルにハンカチとして使用しています。ハンカチなら普段から持ち歩くので、寒い時は首に巻いたり、暑い時は濡らして首に巻いたりと使用頻度が上がり、今や手放せないアイテムになりました。

■こちらもシンプルな筒状の手袋

山の登り始め、ランニングの走り始めだけが寒いことって多いですよね。そんな時に活躍するのが、このグローブです

 3つめは、筒状のフリースに親指が出せる穴が空いただけのシンプルなグローブ、フーディニの『パワーリストゲイター(22g)』です。

 指先だけではなく、冷えやすい手首を温めることができるのが特徴です。寒さが本格的になる前の時期は、体を少し動かすと暑くてグローブを外すことが多いのですが、この形状なら脱着も容易です。また薄手グローブと組み合わせて使っても、温度調整が容易にでき、おすすめです。

■防寒は体幹を冷やさず、首を温めるのがポイント

 昔から言われていることですが、体温維持には体幹を冷やさないことと首、手首、足首の“3つの首”を温めることが大切です。

 他にも腹巻やレッグゲーターなど、体温調整にあると便利な小物は多数あります。自身の体質に合った小物を探してみてはいかがでしょうか。