■③ 想定外の雨に見舞われる
前述の通り秋の空は天気が変わりやすく、事前に天気予報を確認していても雨や強風に見舞われることが多い。実際、筆者も天気予報を確認してキャンプに訪れたが、設営したテントなどが雨と風で台無しになり、びしょびしょに濡れたギアを雨の中撤収した経験がある。
キャンプ予定地のピンポイント予報を確認していても雨に降られるのが秋キャンプ。雨対策は確実に行おう。
濡れたタープやテントなどを持ち帰る用の大きめのビニールバッグなどを準備しておくと、想定外の雨に見舞われても撤収が楽になるのでおすすめだ。
■④ 紅葉シーズンはどこも混雑
紅葉が見頃になると、冬の本格的な寒さが訪れる前にドライブや登山、キャンプなど行楽に向かう人が増える。と同時に、渋滞やキャンプ場や日帰り温泉の混雑が発生し、予定が遅れがちに。
筆者もキャンプ場周辺の観光をしてからキャンプ場に向かおうとした際、渋滞に見舞われ暗くなる直前のチェックインになり、設営に苦労した経験がある。
渋滞や混雑で予定が狂ってしまった場合の予定を立てる、渋滞ができる前に移動する、渋滞が発生しても車内でお気に入りの音楽をかけて過ごすなどの対策を立て、混雑する紅葉シーズンの秋キャンプを楽しもう。
■⑤ 夜露でテーブル、チェアなどがびしょびしょに
前述の通り、秋キャンプは昼夜の気温差が大きい。夜に気温が下がり、空気中の飽和水蒸気量が減少することで夜露が発生しやすくなるため、秋キャンプでは夜露対策が必要だ。
筆者は何度かテーブルやチェア、食器などを外に出しっぱなしにして就寝し、翌朝夜露に濡れてビショビショになってしまい大変な思いをしたことがある。秋キャンプでは就寝前にテントや車の中にギアをしまってから寝るようにしよう。
テントもシングルウォール(フライシートがないもの)ではなく、ダブルウォール(フライシートとインナーテントの2重構造)を選んで、テント外壁に空気の層を作ることで夜露に濡れないように対策するのがよい。
朝起きてビショビショに濡れたギアを見るとなんとも悲しい気持ちになるので、寒暖差の大きい秋のキャンプでは夜露対策をしておこう。濡れたギアを拭き上げるタオルなども持参していくのがおすすめだ。
■準備を整えて、秋キャンプを楽しもう
秋キャンプは防寒、虫対策、急な天候悪化などへの準備をしておくことで、涼しい中でのキャンプが楽しめる。紅葉が見頃となる時期は景色を眺めるだけで癒され、運動の秋、読書の秋、食欲の秋を自然の中で楽しめるなど魅力も多い。
楽しい秋キャンプを楽しく過ごせるよう、さまざまな準備を心がけよう。