トロバスにちなんだ限定グルメの1つ「トロ鉄丼」。レストラン立山で販売中

 ラストランに向けて、担当の方からメッセージをいただいたので紹介しよう。

 「トロリーバスが運行終了しても、立山黒部アルペンルートには変わらない景色があります。夏のみくりが池はひときわ美しく、まるで海外にいるような感覚を味わうことができます。また、秋には大観峰~黒部平の美しい紅葉が見ることができ、この区間は“動く展望台”とも呼ばれる立山ロープウェイが運行しています。アルペンルートの営業期間は4月中旬から11月末まで、春から初冬まで美しい景色をご覧いただけます。トロリーバスに替わる乗り物は電気バスです。当社では環境に優しい電気で運行する乗り物がほとんどです。環境に優しい乗り物を運行し、立山黒部の自然を守り多くのお客様にこの景色をいつまでもお届けできるように努めてまいります」

■8月下旬から9月中旬が狙い目

室堂駅からの下山時、出発前が狙い目

 ちなみに、記念撮影をしやすい場所とタイミングも伺ってみたところ、下山時に室堂駅のトロリーバスホーム改札に早めに並べば、ホームに入ってから発車までの時間にトロリーバスと一緒に撮影できるチャンスがあるとのこと。梅雨明けからお盆までと9月の連休前後は混雑しやすいが、8月下旬から9月中旬頃なら比較的混雑を避けられるそうだ。

 乗車券はネットからの事前予約「WEBきっぷ」を利用すれば、当日はきっぷ売り場に並ばずに済む。「秋の早割10」「トロきっぷ」など、数量限定の割引きっぷもあるので、賢く利用してトロバス最期の勇姿を見に出かけよう。

ラストランは11月30日になる予定