日本人の足型に合わせた設計と、登山靴の本場イタリアの伝統技術が融合したシューズブランド「SIRIO(シリオ)」。レベルを問わず、多くの登山愛好家に選ばれる理由は、何と言ってもフィット感と歩きやすさだという。
山中においては、街中のきれいに舗装された道を歩くというわけにはいかず、きつい斜度に岩場、ぬかるみや滑りやすい箇所など、さまざまな状況のなかを、荷物を背負って歩くことになる。
わずかでも足に合わない靴だと、一歩一歩がストレスの積み重ねとなる。それが長時間に渡ってくると、ケガや転倒といった危険につながったり、そのまま命の危機に直結することもある。そのため、シューズ選びは、安全な登山への第一歩と言っても過言ではない。
■一貫したコンセプトと設計がフィット感に優れ歩きやすさを実現
欧米人と比較して、甲高、幅広とされる日本人の足型。そのため、欧米ブランドの靴を試し履きした際に「小指は当たるけど、つま先が余る」「全体的にタイト過ぎる」というような経験をしたことがある方もいることであろう。
SIRIOではすべてのモデルが日本人の足型に合わせた設計となっており、そのフィット感は履いた瞬間に感じることができる。
一貫しているのは足幅の設計だけではない。楽な姿勢での歩行を可能にする踵の高さ。歩行を支える硬さ。こういった「靴幅」「踵の高さ」「硬さ」という3つの要素をモデルごとに適切に配置することが、靴づくりに対するSIRIOの基本的な考え方となっている。
フィット感、歩きやすさは疲労軽減という側面においても大切な要素となり、強いては安心、安全な登山の決め手ともなる。
■人気モデル「P.F.46-4」がリニューアルして登場!
近場の低山や日帰り登山~山小屋泊までを想定し、レベルやシーンも幅広いターゲットでSIRIOの定番モデルとして人気の「P.F.46」が2024年にリニューアル。見た目も新たに「P.F.46-4」として登場した。
デザインはブラックを基調とし、落ち着いた印象でさまざまな登山ウェア、パンツとも合わせやすい印象だが、もちろん、変わったのは見た目だけではない。
最大の注目ポイントはアッパー部分のリニューアル。タフさが求められる部分は強化されたにも関わらず、柔軟性を増し、足全体を包み込むようなフィット感はさらに向上。全方位でアップデートが図られ、SIRIOらしさをより感じることができるモデルに仕上がっているという。
■強度を高めながら柔軟性のあるアラミド繊維素材を使用したアッパーのリニューアル
注目のアッパー部分には新たに、強靭で耐摩耗性にも優れたアラミド繊維の素材が使用されている。これまでのモデルよりも強度を高めながらも、柔軟性のあるアラミド繊維素材は足全体を包み込むようにフィットしてくれる。
足首まわりではパッドの設計も見直され、ホールド性を高めつつも柔らかな履き心地は、抜群の歩きやすさと安心感がある。
他にもタン部分は脛に対する当たりがさらに柔らかくなる設計に見直された。靴ひもを締める際にアッパー全体でフィット感を高めるTPUリブケージの設計も新しくなるなど、随所にわたって新たな素材、設計が施された。SIROらしさは十分に感じられながらも、総合的にアップデートが図られた印象を受ける。
■Vibram®と共同開発したソールは、日本の環境に合わせたSIRIO独自パターン
アッパー素材に注目が集まってしまうが、足場を支えるソール部分にもフォーカスしたい。SIRIOはアウトドアシューズソールの定番ともいえる「Vibram」社との共同開発により、独自のソールパターンが採用されている。
「P.F.46-4」に搭載されている「SIRIO VIBRAM® OKAMI」というソールは日本の地形に合わせたトラックパターンだという。樹林帯の多い日本の山ではぬかるんだ道も多い。そのため、泥はけという点に特にフォーカスされている。
また「SIRIO VIBRAM® OKAMI」には、あらゆる路面状況でもグリップ力に定評のあるVIBRAM®メガグリップが採用されている。トラックパターンとの相乗効果により、ぬかるんだ道、不安定な岩場など、あらゆる状況においても優れたグリップ力が安全面において大きな助けとなる。
柔らかで快適性のある履き心地と歩きやすさ、そして強化を施す部分という一見、相反する二つの要素と感じられるが、ともに疲労の軽減や転倒などの事故を防ぐ大切な要素。安心で安全な登山のために、これらが総合的にさらに高い次元へと生まれ変わった「P.F.46-4」は、登山シューズの定番モデルとしてさらに多くの支持を獲得することであろう。
SIRIO「P.F.46-4」
価格:27,500円(税込)
サイズ:22.5~29.0cm
ワイズ:3E+
重量(1/2):約600g/26.0cm
ソールスタンス:7cm
[PR]