いまやキャンプを趣味とする方なら一度は耳にしたことがあると思われるブランド「Snow Peak(以下、スノーピーク)」。機能性やデザイン性の高さが人気のブランドで、キャンプ用品以外にアパレルも展開している。
スノーピークでは、年に2回「雪峰祭(せっぽうさい)」と称したイベントを新潟県三条市にある本社隣接のキャンプ場「Snow Peak HEADQUARTERS Campfield」をはじめ、各地のキャンプフィールドで行っている。限定商品の販売やセールだけでなく、地元の人やキャンプをしない人でも参加できるさまざまな催し物が行われる。
今回は、新潟県三条市のスノーピーク本社隣接のキャンプ場「HEADQUARTERS Campfield」で行われた「雪峰祭 2024 春」へ、東京から初参加した様子を紹介する。
■太鼓と獅子舞が登場! お祭り気分は最高潮!
会場に足を踏み入れてすぐに迎えてくれたのは、なんと「獅子舞」と「太鼓」! 予想外の歓迎とお祭りムードに思わずテンションが上がってしまう。会場をねり歩くこの獅子舞は1日に1回行われていて、事前に調べず行ったが、結構迫力があって嬉しかった。
入口に設置されているパンフレットや、HPでも事前に確認出来るので、気になる方は時間を確認して参加するのがおすすめだ。
■ここはフードフェス? 新潟が満載のフードトラックに興奮
会場は近隣に飲食店のない立地のため、まずは食を求めてフードトラックが並ぶエリアに向かった。
実は筆者は会場の食事にはあまり期待していなかった。というのも、これまで色々なイベントやお祭りでの食事を経験してきたが、どこも似たり寄ったりの散々な内容だったからだ。
「せっかく新潟まで来たからには、新潟らしいものを食べたい……」と思っていた筆者を迎えてくれたのは、地元に拠点を置くレストランを中心とした、都心では見たことがないような個性的なフードトラックやメニューの数々。
屋外で盛り上がるのが好きな筆者はこれまで、都心の有名激辛フードフェスではマーボー豆腐の濃すぎるトロミにガッカリし、大型音楽フェスでは炎天下のなか長時間並んでは嚙みちぎれない肉を掴まされては泣き、祭りの屋台ではぬるい缶ビールから泡が噴出し、浴衣を汚した経験がある。
今回はクラフトビールを飲み、ステーキとカレーを食べたが全部美味しい! 特にカレーは新潟県産の野菜がふんだんに使用されており、スパイスが効いた味わいがクラフトビールの濃厚さにめちゃくちゃマッチしていた。
これまでの経験と比べ、メニューの種類が豊富で、おいしい温度で提供される今回のイベントのフード類は、段違いに美味しく感じた。
フード会場で驚いたのはテーブルと椅子の多さだ。イベントでの席取りの際、空席探しに奮闘した経験や、せっかく取れた席が前の使用者にベトベトにされたあとだったなど、絶望した経験があるのではないだろうか?
この「雪峰祭」のフードエリアではそんな心配とは無縁だった。なぜなら、たくさんのタープ下にアウトドアチェアとテーブルが設置され、ウェットシートが用意されていたからだ。今回は一番混雑する昼時に訪れたが、苦労することなく快適な席を確保することができた。