キャンパーの悩みの一つ、キャンプ道具の収納問題。キャンプ沼にはまりギアがどんどん増え続け、押し入れは飽和状態に。特に寝具の収納は、場所をとるため悩ましい。
筆者の家では、これまでは使用頻度は高くないものの、来客用の寝具を常備していた。しかし、収納問題に直面した結果、思い切って来客用寝具を処分し、キャンプ用寝具で代用することに!
今回は、そんなキャンプ用寝具活用術を実例を踏まえて紹介したい。
■10cm厚ウレタンマットと封筒型シュラフで通年対応可
●キャンプ用マット
来客用の布団処分を躊躇した最大の理由が寝心地。キャンプ用マットの寝心地はどうしても敷布団と比較すると劣ってしまう。しかしながら、近年はキャンプ用でも優れたマットはたくさんあり、実際に自宅の和室で使用してみると、問題なく十分に睡眠をとれる寝心地であった。
使用しているキャンプ用マットは、DODの「ソトネノキワミ」。サイズはMとSを所有している。厚み10cmのウレタンのおかげで、寝返りを打っても、連日使用しても全く問題なかった。
また、シーツや枕カバーが付いており、洗濯機で丸洗いできるため、いつでも清潔に保てるのもうれしい。ポリコットン生地のシーツは、通気性がよく、厚手で耐久性にも優れている。
●シュラフは封筒型が使いやすい
来客用寝具に寝袋を使おうと考えたとき、最大の懸念点はマミー型シュラフの窮屈感であった。しかし、封筒型シュラフのファスナーを全開にして使用してみると、かけ布団同様の使い心地となった。
キャンプでは冬は「snugpak」の封筒型シュラフ、秋春はDODの「ジミニーシュラフ」を使用しているが、いずれも洗濯機で洗えるため、経済的にメンテナンスできるのもポイントだ。
●インナーシュラフも封筒型がおすすめ
寒さ対策で購入した、寝袋の中に入れて使うフリース素材のインナーシュラフだが、来客用寝具の場合、単体でも十分活用できる。寝袋同様、ファスナーを全開にすれば、肌寒いときの毛布代わりに。肌ざわりがよく、お手入れも簡単であるのでぜひ活用しよう。
■キャンプ用は十分な来客用寝具として活用可能!
当初、来客用の布団の処分をかなり躊躇していた筆者であるが、キャンプ用寝具を活用した結果、コンパクトに収納できるため、空いた押し入れを有効利用できている。また、お手入れが簡単なキャンプギアであれば、いつでも清潔な寝具を来客に提供できるメリットもある。
同じ悩みを持つキャンパーがいたら、ぜひキャンプ用寝具を活用していただきたい。