■石鎚国定公園の山々の美しさには感動するばかり
瓶ヶ森山の近くには四国を代表する川・吉野川の源流の碑があり、森は深く、豊かな自然が溢れている。四国にも日本アルプスに負けない素晴らしい景観があると思わせてくれるには、十分な景色である。
小屋とバイオトイレが見えてきたら、キャンプ場はすぐそこだ。
入り口には、ご丁寧にも石鎚山のビューポイントがある。しかし、この日は雲で隠れていて残念ながら景色は見えず。適当な場所を見つけてテントを張ることにする。
誰もいないのでは、と思いきや、数組の先客がすでにテントを張っていて、自分達は少し開けた場所に落ち着くことにした。すぐ隣のキャンパーは、うちと同じ子ども連れで、息子(9歳)よりも小さい子を連れているようだった。山の中とは言え、ある程度歩ければ子どもでも来られる場所であることを再認識した。
テントを張り終えて余裕が出たからか、親近感が湧いてきて隣の子連れキャンパーに話しかけてみた。
2人の子連れで、1人は息子よりも1歳下で、もう1人は年長さんだった。子どもを連れて山を歩いたり、キャンプ場に行ったり、四国や中国地方をよく回っているとのこと。膝くらいの高さのクマザサが広がる先に、景観が良い場所がありそうだったので、一緒に歩いて行ってみることになった。