■草戸山から林道と車道を繋いで高尾山口駅へ

 ゴールに設定した高尾山口までのコースは、梅の木平の分岐まで戻る。

 梅の木平の分岐は、小さいので見落とさないように注意してほしい。

目立たない手作りらしい小さな道標(撮影:品川 晋作)
草戸山から折り返してきて見た道標。見落とさないように(撮影:品川 晋作)

 この分岐から林道に合流するまでは一本道で迷うことはないだろう。

 間伐された針葉樹林の間を下っていくが、足元には枝葉が積もっていたり、前々日の雨が小さな流れとして残っていたりする場所もあるので、転ばないように集中を切らさないでほしい。

枝葉が積もった山道。スリップに要注意(撮影:品川 晋作)

 林道に合流してからは平坦な砂利道になるので、舗装路ほどではないが安心して歩ける。そして、林道から車道へ合流し、高尾山方面へ北上。道なりに歩いていけば、高尾山口に到着する。

轍を見てわかる通り、林道には車の通行があるので注意して歩いてほしい(撮影:品川 晋作)

■紹介したルートを歩く際の注意点

 紹介した高尾駅をスタートし、草戸山へ登頂して高尾山口へゴールするルートにはいくつか注意点がある。

 まずコース上にはトイレがないため、スタートの高尾駅か、ゴールの高尾山口駅で利用することになる。また売店などもないので、水や食料などはしっかりと準備してほしい。

 ハイキングコースではあるが、山中を歩くということを忘れず、しっかりと地図やコンパスを携行し、安全に春のハイキングを楽しんで頂ければ幸いだ。

 

コースタイム:約3時間40分(休憩時間含まず)
高尾駅→(約80分)→四辻→(約60分)→草戸峠→(約10分)→草戸山→(約20分)→梅の木平分岐→(約15分)→梅の木橋→(約35分)→高尾山口駅

国土地理院地図を引用し筆者作成