■島の中心部まで港からレンタカーで10分ほど
私はこの時期に、運良く船で上陸することができました。
船を降りるとすぐに目に入ってくるのが、陸揚げされた船たち。これは漁業船なのですが、操業しない時は陸揚げしておいて、海で操業する時はクレーンを使って海に降ろすようです。自分が行った時は見られませんでしたが、運が良いとその陸揚げするシーンが観られるそう。
上陸直後から驚きの光景で、これからの青ヶ島散策が楽しみになってきました。
島内はレンタカーを借りて回ることができます。レンタカーに乗って、町の中心部まで坂道をどんどん上がって行くのですが、その車窓の景色が早速の絶景でもあります。青ヶ島を象徴する外輪山と内輪山の二重カルデラです。
この二重カルデラが島で観られるのは、世界的にも珍しい風景みたいです。今回宿泊予定の青ヶ島キャンプ場は、この二重カルデラの内輪山にあるんですね。
車でどんどん上がって行き、港から10分くらいほどで、高台に位置している青ヶ島の中心部の町へと到着できます。
村役場でキャンプ場の受付を済ませたら、今日の食材の買い出しをします。青ヶ島には唯一のスーパーマーケット『十一屋酒店」があり、わざわざ持って行かなくても良いくらい食材が豊富に揃っているので、本当に便利です。人当たりの良い優しい店員さんが声をかけてくれて、島情報をたくさん教えてくれました。
曰く、キャンプ場には島独自の調理法である「地熱釜(ひんぎゃ)」があるそうです。調理用に卵やじゃがいもを買うと、調味料のひんぎゃ塩もいただけます!
後編では島ならではのキャンプ場の様子や、地熱釜とはどのようなものなのかをレポートします。お楽しみに。