■その3 バックカメラ
キャンピングカーは車体が大きく、死角も多いので慣れるまで運転や駐車に不安を感じることもある。特に、筆者の乗車しているキャンピングカーは車体の長さが6.7mもある大型のため、後部が見えず後退時や駐車時に手こずり、同乗者に外に出て誘導してもらうことも多々あった。
そこで、バックカメラを取りつけたところ、運転席の車載モニターから後部の映像がしっかり見え、一気に駐車時のストレスが軽減した。バックカメラを付けたことで後部もしっかり視認することができ、安全性が高まり事故を防ぐことにつながる。
大型車にとって、バックカメラがあるとないとでは大違い。今ではバックカメラなしの運転は考えられないほどだ。中古キャンピングカーなどはバックカメラが付いていないものも多いが、2〜3万円台で後付けもできるので大型車の運転が心配な方にはおすすめだ。
■その4 2個目のカセットトイレタンク
筆者のキャンピングカーはカセット式トイレを使用しており、容量は17Lで大体2〜3日でカセットタンクは満タンになってしまい、車中泊施設「RVパーク」や専用の処理施設「ダンプステーション」などで汚水処理をすることになるのだ。毎回専用の処理場を探すのが面倒だったり、ダンプステーションが見つからなかったりして、旅のルートに支障が出てしまうこともあった。
そこで、思い切って2個目のカセットトイレタンクを購入したところ容量が倍になり、今までは2日に1回はタンクを処理する必要があったが、1個目のタンクが満タンになったら2個目と交換し、5〜6日は持つようになった。片方のカセットタンクを使用していない時は車のトランクに収納している。専用のバックもついているので、臭いや汚水が漏れる心配もない。
購入してからは山奥や専用の処理施設がない田舎町などにも長期間出かけることができるようになり、完全なアウトドアライフが実現した。
■長期車中泊でも快適に過ごせる装備を選ぼう
1年以上のキャンピングカーライフで、筆者が実際に使って大活躍した装備を4つ紹介した。車中泊のスタイルや目的、期間によって必要な装備も人それぞれで変わってくるだろう。自分のスタイルに合った装備を見つけ出し、車中泊の旅をより快適で充実したものにしてほしい。