■キャンパーの強い味方! ワークマンのインナー、靴下とネックウォーマー

ワークマンのインナー。柔らかく伸縮性に優れておりコスパは抜群

 長年使うであろうアウターには費用を惜しまない一方で、消耗品のインナーにはあまりコストをかけたくなかった。そんな時、ワークマンの「サーモマックス(THERMO MAX)」と出会った。この素材は、発熱効果はないが保温力に優れており、着ていてとても暖かく感じる。また、柔らかい素材と裏起毛のおかけで肌ざわりもよく、着心地がとてもよい。

 生地はかなり厚めだが、締め付け感はそんなにない。これまでは発熱効果のあるほかのメーカーの商品を愛用していたが、今では冬キャンプはワークマンの下着一択である。上下合計3000円(上着1500円税込、タイツ1500円税込)であるが、2021年から愛用しており年間換算すると上下で1000円のコスパだ。オンラインショップでは販売されず実店舗のみの取り扱いとなるが、すぐに売り切れとなる人気商品なので、店頭で見つけた際には即買いがお勧めだ。

 靴下は2足で499円(税込)の「ストロングウォーム」を愛用中。保温性が高いうえにとても丈夫で3年経っても毛玉ができない。ネックウォーマーはメリノウールの「ロングネックウォーマー」980円(税込)をやはり3年愛用中だ。いずれもワークマンの機能にアウトドアデザインがプラスされた「Fieldcore」ブランドのものだ。

気に入って普段使いもしているワークマンのストロングウォーム靴下
柔らかくて暖かいFieldcoreのネックウォーマー

【ワークマン THERMO MAX 長袖丸首】
・価格/1500円(税込)
・材質/ポリエステル70% ポリプロピレン23% ポリウレタン7%

【ワークマン THERMO MAX ロングタイツ】
・価格/1500円(税込)
・材質/ポリエステル70% ポリプロピレン23% ポリウレタン7%

【ワークマン FieldCore STRONGWARM socks】
・価格/2足499円(税込)
・サイズ/24.5-27cm ミドル丈

【ワークマン FieldCore MERINO WOOL ロングネックウォーマー】
・価格/980円(税込)
・サイズ/首回り 50cm-60cm 全長 49cm

https://workman.jp/shop/default.aspx

■底冷えを防ぐ「焚火用サンダル」

焚火にも安心難燃素材のサンダル

 足からの底冷えを防ぐためには、靴選びも重要である。土足文化の西洋と違って履き物を脱いでから室内に入る文化のせいか、キャンプでもテントに入る際やトイレに行く際など意外と靴の脱ぎ履きの回数は多い。冬でもサンダルが便利だ。冬は焚火が欠かせないことを考えると、素材も軽視できない。

 そこで、我が家では、寝袋ブランドで有名な「NANGA」と、ウィンターサンダルで人気の「SUBU」のコラボアイテム難燃素材のWinter Salndasを愛用している。サンダルの内側がボアフリースになっていて、暖かく素足で履いても肌ざわりがよい。難燃素材で焚火も安心してできる。カラーバリエーションも豊富なので、洋服に合わせたコーディネートが可能だ。足が冷えてしまうと芯から温まることはできないため、筆者にとって冬キャンプには欠かせないアイテムである。

 価格は9350円(税込)で、難燃素材のスニーカーやサンダルを購入することを考えれば、暖かさも兼ね備えているため「コスパよし」と言えるだろう。

【NANGAxSUBU WINTER SANDALS(難燃)】
・価格/9350円(税込)
・材質/ポリエステル、アラミド繊維混紡:ソール/合成ゴム
・サイズ/0 (JP22-23.5cm) 1 (JP24-25.5cm) 2 (JP26-27.5cm) 3 (JP28-29.5cm)

https://nanga.jp/news/2023/11/30/post-7037/

■あると便利! ケープにもなる難燃素材の「ブランケット」

焚火の季節には難燃素材のブランケットを常備

 服装選びと同時に小物使いにも注目したい。我が家では、焚火の季節には難燃素材のブランケットを常備している。筆者は過去、ポリエステル素材の服で焚火にあたり、火の粉が飛んで穴が数か所空いてしまったという失敗を経験済みである。それ以降、服を守るためにひざ掛けやケープ(焚火用ポンチョ)を使用するようにしている。NANGAのブランケットは、2つのスナップボタンがついていて、ひざ掛けとして以外に、ケープとしても使用できるので、便利に使いまわしている。

 価格は1万1000円(税込)だが、数万円するアウターやフリースなどの愛用品に火の粉で穴が空くリスクを考えると、持っておきたいアイテムだ。

火の粉から服を守るケープとしても活躍するNANGAのブランケット
火の粉対策と寒さ対策の両方に重宝している

【ナンガ トラディショナル ブランケット】
・価格/1万1000円(税込)
・素材/コットンウール
・サイズ/140cmx100cm

https://nanga.jp/product/accessory/nanga-traditional-blanket/

■冬キャンプのアイテムは「長期使用」と「メリハリ」でコスト削減を!

 冬のキャンプは、気温や天候によって着るものが大きく左右される。昼夜の寒暖差も激しく、日中晴れて気持ちよく過ごして油断をすると、日没直後に突然冷え込んで凍えてしまうこともある。防寒対策の基本となるアウターと下着、靴は定番のものを決めておきたい。コストをかけるアイテムとそうでないアイテムを見極め、高価な商品は長期使用することで年間あたりのコスパをよくすることができるはずだ。

 さて、我が家で3シーズン使用している基本の冬キャンプのアイテムにかかったコストの合計を公開しよう。ダウンジャケット、ダウンパンツ、難燃サンダルで、計7万9750円である。

 一見、大きな出費に見えるかもしれないが、3シーズン連続活躍中である事を考慮すると、年間約2万6580円のコスト。今後まだまだ活躍しそうなので、更なるコストパフォーマンスが見込めるはずだ。また、お気に入りのアイテムを長期間使うことで素材に味が出てきたり、愛着が湧いてくるなどのメリットも感じている。

 お気に入りのアイテムを手に入れて、冬キャンプを楽しんでみてはいかが。