冬キャンプウェア「3年分のイニシャルコスト」公開！「ワークマン」と「高規格ギア」愛用の結果「1年あたり」の費用とは！？「ハイブリッド」着こなし術｜キャンプ｜レポート

　澄んだ空気と焚火のぬくもりが魅力の「冬キャンプ」。虫も少なく湿度も下がり、心地のよい空間と静寂を実感できる。しかし、寒さ対策を怠ると一転、凍えてしまいとても辛いキャンプになりかねない。

　テントの設営や焚火の準備など動いている間はよいけれど、テント内でくつろぐと地面からの冷気に足がかじかんだり、焚火にあたっている部分は暖かいけれど背中は寒かったりした経験が筆者にはある。冬キャンプを楽しむためには、防寒対策が重要なことは言うまでもない。

　そこで今回は、冬キャンプ歴3年の筆者が、我が家で愛用している冬キャンプ専用のコーディネートをご紹介したい。コストをかけるアイテムとそうでないアイテムを見極め、長い目で見て「コスパ」が少しでもよくなるよう工夫している。3シーズン使った愛用の品ばかりなので、冬キャンプのアイテム選びの参考になればうれしい。

■高価でも品質を選びたい！最重要アイテム「ダウンジャケット」

防寒対策の重要アイテムであるダウンジャケットは、高価でも品質のよいものを選びたい

愛用しているGRIP SWANYとatomosのコラボレーション商品のダウンジャケット

　キャンプ用品で悩ましいのがコスト面だ。防寒対策が必要な冬キャンプのコーディネートは、夏に比べてコストがかかる。

　その中で最も重要視したいのがアウターだ。外気から身体を守ってくれる「鎧」のような役割を果たすため、品質にはこだわり保温性が高いものを選びたい。さらに、焚火を楽しむために燃えにくい素材にしたいところ。また、忘れがちな下半身の防寒対策にも気を付けたい。いくら立派なダウンジャケットを羽織っていても、下半身が冷えてしまうと芯から温まることは難しい。ダウンジャケットと合わせてダウンパンツを用意したい。

　我が家では、アウターは高価格でも品質のよいものを選ぶことにし、頑強なグローブメーカー「GRIP SWANY」とスポーツショップ「atmos」のコラボレーション商品のダウンジャケットとダウンパンツを購入した。自己消火性に優れたGRIP SWANYオリジナルの難燃素材が使われ、保温性に長けているだけでなく、焚火にも対応した本格仕様のギアだという。

　商品の性能と着心地には大満足。作りがゆったりしていて締め付け感がない。また、難燃生地にありがちなごわごわした感じが少ないので動きやすい。そして何より嬉しいのは、沢山着こまなくても暖かい。ダウンが入っているにも関わらず着ぶくれするような印象はなく、スリムな見た目やアースカラーの配色もかなり気に入っているポイントだ。

【atmos x GRIPSWANY FIREPROOF DOWN JACKET】
・価格／4万6200円（税込）
・サイズスペック／M : 着丈73cm　身幅59cm　桁丈88cm／L : 着丈76cm　身幅62cm　桁丈91cm

【atmos x GRIPSWANY FIREPROOF DOWN PANTS】
・価格／2万4200円（税込）
・サイズスペック／M : ウエスト 74/98 股上23 股下80　ヒップ112／L : ウエスト 78/104 股上24 股下82　ヒップ118

https://www.atmos-tokyo.com/lp/gripswany-atmos-21aw

■かさばるダウンを小さく！「圧縮袋」

　筆者が意外とこだわりを持って愛用しているのが、かさばりがちな冬キャンプアイテムを収納する「圧縮袋」だ。ダウンジャケットとダウンパンツは、キャンプ場へ向かう車内では着用しない。しかし畳んでもある程度の場所をとるため、携帯にはかなり不便だ。そのため折りたたみできる圧縮袋に入れて携帯するのが便利である。

　ダウンジャケットを入れるには、ある程度の大きさがある圧縮袋が必要となる。わが家では、縦70㎝、横50㎝でサイズ的にストレスなく出し入れできる「OUTDOOR STANDARD」のアウトドア専用圧縮袋を愛用している。5枚セットで3300円（税込）と、少し値段が高いように感じるかもしれないが、アウトドア専用というだけあって、丈夫で繰り返し使うことができる。

　筆者は3年使い続けているが、劣化の様子もなく、活躍し続けている。1枚あたり660円（税込）だが、3年使ったことを考えれば年間200円程度であるためコスパは悪くないだろう。そのほかキャンプ用品のオフシーズンの収納袋としてもおすすめだ。なお、ダウンジャケットを圧縮袋に入れて長期保管した場合は縮んでしまう恐れもあるが、キャンプの往復の数時間程度であれば、ダウンの縮みは気にならない程度である。