■エマージェンシーシートも積極活用!
筆者は保温ボトルは高価で軽量なアウトドアモデルではなく、ニトリや3coinsなどの安価なものを主に利用しているが、日帰り低山であれば十分な性能だ。
保温ボトルは温かい飲み物を行動中に飲むためだけでなく、お湯を持参することで食事のために必要なお湯が沸くまでの時間も短縮できる。
そして、緊急時の備えとしてザックの底で眠りがちなエマージェンシーシート SOL「エマージェンシーブランケット1人用(税込990円)」と、ビビィ Travel safe「サーマルビヴィバッグ(税込3960円)」は、忘れがちな足回りの保温アイテムとしてかなり優秀だ。風を通さず、くるまっているだけでかなり暖かい。
ビビィに関しては内部を汚さないために登山靴を脱いで足を入れるのが面倒なので、100均のシャワーキャップで靴をカバーして汚れないようにしている。
また、さっと広げられるマット類は座り心地をよくするだけではない。保温性の高いものにこだわらなくても小さなマットが一枚あるだけで、地面からの冷気を妨げ、下半身の冷えはかなり改善された実感があるので、こちらの活用もおすすめだ。
■防寒対策は停滞中も重要!
行動中は体を動かしているので温かいが、どうしても休憩停滞中は風や地面からの冷たさで体が冷えてしまう。そのため、防寒対策は休憩中に関してもしっかりと考え、地面からの冷えも体を冷やす要因になることを忘れてはならない。楽しみにしていた登山も体調を崩せば台無しになってしまう。
そうならないよう筆者の失敗を反面教師に、そしてまだまだ冷え込むこともある春までの山の防寒対策として今回の記事を参考にしてほしい。