■江の島ウォーク

 江の島では、島の先端まで歩いてみよう。行ったことがない人は、新しい発見をすること間違いなしだ。江の島ウォークのおすすめスポットを紹介する。

●弁財天仲見世通り

 弁財天仲見世通りは、江の島の入口から江島神社までの参道にある土産物店や飲食店が連なる細い通りだ。名物のしらす丼を食べたり、ユニークな土産を探したりしてみてはどうだろう。

弁財天仲見世通りの入口(撮影:分銅英雅)

●江島神社

 弁財天仲見世通りを過ぎると、鮮やかな朱色の江島神社大鳥居が見えてくる。大鳥居の先には石段の上に瑞心門(ずいしんもん)も見える。江島神社だ!  江島神社は1500年の歴史を持つ神社で、「日本三大弁才天」の一つ。「辺津宮(へつみや)」、「中津宮(なかつみや)」、「奥津宮(おくつみや)」の三つの大きな宮が知られている。

江島神社大鳥居(撮影:分銅英雅)

●辺津宮

 辺津宮は江島神社の大きな宮の一つで、瑞心門の先の三大宮の中では一番低い場所にある。源実朝が創建したといわれ、境内は樹木に囲まれながらも江の島の潮風を感じられる高台にある。

●中津宮

 辺津宮の次は中津宮だ。辺津宮の約200m先にある。中津宮に行く途中、「花の広場」で季節の花を楽しんだり、「展望台広場」で湘南の海を眺めたりできる。中津宮では、美容にご利益があるとされる「よくばり美人守り」や「水琴窟」に浸すと文字が浮かび上がってくる「水みくじ」がおすすめだ。

中津宮(撮影:分銅英雅)

●奥津宮

 奥津宮は江島神社三大宮の中で一番奥にあり、中津宮から10分程度歩いた先にある。拝殿の天井には、どこから見てもこちらを睨んでいるように見える「八方睨みの亀」が描かれている。奥津宮拝殿の隣には、大迫力の竜宮(わだつみのみや)があり、最強のパワースポットだと言われる。

大迫力の竜宮(撮影:分銅英雅)

●江の島展望台

 中津宮から奥津宮に行く途中に江の島展望台がある。この一帯は高台になっており、相模湾の眺望が美しい。また、カフェやレストラン、江の島シーキャンドルなどがあり、美しい海を眺めながらのんびり過ごすことができる。

江の島展望台で海を眺めながらのんびり(撮影:分銅英雅)

●稚児ヶ淵

 奥津宮の先は急な下り坂となっており、そこを下りていくと稚児ヶ淵(ちごがふち)に到着する。ここは島の最西端に位置する隆起現象で生まれた海食台地だ。ここからは、美しい相模湾の眺望が楽しめ、条件が良ければ富士山を眺めることもできる。周辺では釣り人が多く、潮風が心地よい。

釣り人が多い稚児ヶ淵(撮影:分銅英雅)

■さあ出かけよう

 冬の湘南ドライブと江の島ウォークに関心を持ってもらえただろうか。

 湘南は年中混雑しているイメージがあるが、冬の湘南は澄んだ空気、穏やかな気候、静かな雰囲気、スムーズな道路交通状況などが特徴で、ドライブには最適なのだ。

 本稿では、ドライブスポットとして茅ヶ崎海岸、江の島、新江の島水族館、森戸海岸、長者ヶ崎、江の島ウォークのおすすめスポットとして弁財天仲見世通り、江島神社、辺津宮、中津宮、奥津宮、江の島展望台、稚児ヶ淵を紹介した。

 これらのスポットを日帰りドライブで一気にめぐってみてはどうだろうか。