初夏の爽やかな陽気につられ、食べ歩きの旅に出かけたくなる。しらすをはじめ、新鮮な魚介を使ったワンハンドフードや、昔ながらの和菓子店など、食べ歩きグルメの名店が並ぶ神奈川県・江ノ島「弁財天仲見世通り」。

 そんなおいしいものづくしの楽園で近頃、食べるのを躊躇してしまう「見た目がやばい」グルメが登場し、話題となっている。一体どんなビジュアルで、どんな味なのか。怖いものみたさで調査してみた。

■食欲が失せる!?  青色の肉まん

 とんでもない色の肉まんがある、という噂を聞いてやってきたのは「江の島弁財天仲見世通り」の中間地点にある「湘南デニムストリート」。デニムの聖地・倉敷デニムストリートの姉妹店だ。

 店に着くやいなや、驚きのグルメに遭遇した。

「湘南デニムストリート」で購入した真っ青な「デニムまん」(撮影:Yui Ichihara)

 青一色に染まった、その名も「デニムまん」(380円・税込)。デニム専門店が提供する肉まんだから青(インディゴブルー)という発想は納得だが、正直食欲はそそられない……。

 店先の看板にも「青色は食欲減退色(笑)」と自虐が書かれていた。

「湘南デニムストリート」の「デニムまん」の中は、黒豚を使ったジューシーな肉あん(撮影:Yui Ichihara)

 食べてみると、「白い肉まん」の味がする。皮が青であることをすっかり忘れてしまう。

 外の皮にはやや弾力があり、黒豚が使われている肉あんは旨味たっぷり! 青色の正体は天然色素「クチナシの花」による色付けだそうだ。

 見た目に反した安心感のある味で、小腹を満たしてくれた。

●湘南デニムストリート

・住所:神奈川県藤沢市江の島1-4-12
・電話番号:0466-47-6769
・営業時間:【3月6日~1月5日】10:00~18:00
      【1月6日~3月5日】10:00~17:30

URL:https://ameblo.jp/shonandenim/