■餅は水+バターで、ふっくらカリッと仕上げる

餅×2個がホットサンドメーカーにピッタリサイズ

 続いては、もう1つの冬の定番食材、餅もホットサンドメーカーで焼いてみましょう。

 今回おすすめしたいのは、少量の油を使って揚げ焼きにする方法です。蓋ができるホットサンドメーカーを使えば油跳ねがなく、台所を汚しません。また、蒸し揚げ焼き状態になるので、外側はカリッ、中はふんわりと仕上がります。

ここの手間は惜しまずに

 ポイントは2つだけ。

 まず、バターは塊で入れるのではなく、上下の鉄板に塗り込みましょう。こうすることで、バターが一気に塊で溶けて鉄板の隙間から溢れ出すことを防ぐことができます。

さっとくぐらせればOK

 2つ目は、餅に水分気を持たせること。器に入れた水にさっとくぐらせてから焼きましょう。

 高温になるバターの油分でそのまま焼くと、表面だけ焦げてしまうことがありますが、水分が少しでもあると鉄板内で蒸し揚げ焼き状態になるので、餅の中まで熱が通りやすくなります。

表面はカリカリザクザク。きれいな焦げ目がつきました

 成功すると、餅の表面がおかきのように香ばしくカリカリに仕上がります。強火にし過ぎると、中まで火が通る前に表面だけ焦げてしまうので、肉まん同様、中弱火で様子を見ながら焼きましょう。

しょうゆもいいですが、焼き餅×あんこは相性抜群

 焼き上がりの熱々の状態に、醤油をジュッとかけるのも美味ですが、バターで揚げ焼きした餅におすすめしたい組み合わせはあんこです。たっぷりとつけて、頬張ってみてください。カリカリした食感、バターとあんこの組み合わせはクセになりますよ。

 少量だけあんこを使うなら、スーパーに売られているチューブタイプが便利です。ちょっと奮発して良いあんこを使うなら、和菓子店を覗いてみると意外と少量から買えることもあります。

 どちらもホットサンドメーカーさえあれば、誰でも簡単に試せるアレンジです。早速、明日の朝食にでもどうぞ。