我々は知らないことで恐怖心を持ったり、誤解をしていたりすることってけっこうありますよね。自然界のことや野生動物を含め生き物についても、まだまだ未知のことや意外と知らないことがたくさんあります。今回はそんな知られざる、生き物の「ちょっと怖い」真実を知ることができるイベントについてのお話です。残暑厳しき晩夏、そしてこれからのハロウィンの季節に、これを観てちょっぴり涼しくなってみるのはいかがでしょうか?

サンシャイン水族館 「TERROR Night Aquarium」(撮影:BRAVO MOUNTAIN編集部)

■“見た目が怖い” 生き物の真実、可愛らしい生き物の知られざる “怖い一面” を知る

 イベントの名は「TERROR Night Aquarium」(テラー ナイト アクアリウム)。池袋のサンシャイン水族館が、この秋に通常の営業とは別に期間限定の夜間特別営業で開催するイベントです。その開催前に行われた内覧会をコージー中嶋が取材に行ってきましたので、あまりネタバレにならない程度にお伝えしていきます。

会場の入口からすでにただならぬ雰囲気(撮影:BRAVO MOUNTAIN編集部)

 まずは、「TERROR Night Aquarium」開催にあたっての企画趣旨の説明や今回のイベントの見どころなどを解説した水族館スタッフによるトークセッションがありました。

 トークセッションの司会は、企画担当者の川辺悠士郎(かわべゆうじろう)さん。このイベントによって、見た目や捕食方法が “怖い” 生き物や、可愛らしい姿の裏に隠された “怖い” 一面など、生き物の知られざる一面も知ってもらい、生き物へのより深い理解や新たな親しみを持ってもらいたいということだそうです。

 つづいて、館長の丸山克志(まるやまかつし)さんが、自身の飼育スタッフだった時代、いろいろな飼育生物に実際に「噛まれた」体験などとともに面白くお話され、集まった参加者たちに笑いが起こっていました。そして、魚類担当の飼育スタッフ上市光之(かみいちひかり)さんからは、魚やカエルについての知られざる姿や興味深い生態について、また海獣担当の飼育スタッフ福井正志(ふくいまさし)さんは、ペンギンの知られざる秘密などについて語ってくれました。

左から 司会の川辺さん 飼育スタッフの福井さん 館長の丸山さん 飼育スタッフの上市さん(撮影:BRAVO MOUNTAIN編集部)