■標高約2,450mに位置する雲上の山岳リゾート

●2つの地点で紅葉を満喫する

 富山県側と長野県側からアクセスでき、ロープウェイやケーブルカーといった山ならではの移動手段を使う。それが立山黒部アルペンルート。室堂(標高2,450m)は温泉やホテルを有し、山岳拠点、リゾートとして人気の場所だ。

 撮影のイチオシは立山室堂平の遊歩道を散策するルート。目の前には悠然たる姿の雄山、浄土山、別山などの立山三山がそびえたち、その山肌を赤、黄色の草紅葉が一面を覆い、息を呑むような景色に。さらにはその山々を水面に映し出すみくりが池やみどりが池、噴気が豪快に立ち上る地獄谷など、ここでしか見れない絶景が満載だ。

 室堂に向かうロープウェイの山麓駅や山頂駅にあるテラスからは、立山の雄大な自然に抱かれながら、スケールのデカい眺望を撮影できる。また、秋は富山県在住のフォトグラファー「イナガキヤスト」さんと一緒に巡る立山フォトスポットツアーも開催。カメラはもちろん、スマホでも綺麗に紅葉を撮る方法を教えてくれる。

 そのスケールの大きさゆえに日帰りではもったいなく感じてしまうのが立山黒部アルペンルート。室堂周辺のホテルや山小屋に宿泊するのも良い。

 

【立山フォトスポットツアー開催日程】
①立山室堂平コース:2023年9月22日(金)、24日(日)
②大観峰・黒部平コース:2023年10月7日(土)、8日(日)
③黒部ダムコース:2023年10月13日(金)、14日(土)
※料金はおひとり様1000円。事前予約制、定員に空きがあれば当日参加可能

お申込みはこちらから

 

●フォトスポットMAP

●SPOT.1 みくりが池と立山

 室堂ターミナルから舗装された遊歩道を歩いていけるみくりが池は室堂のシンボルともいえる場所。約1万年前にできた周囲約630m、水深15mの大きな火山湖。青く澄んだ湖面は立山三山を映し、ずっと眺めていても飽きないほど美しい。

 

●SPOT.2 立山室堂平を散策して雄大な自然に身を置く

 整備された遊歩道はカメラ機材を背負っていても安心して歩ける。立山三山やカラフルに染まる立山室堂平の美景を写真に撮ろう。ルートが複数あるので、お気に入りの撮影ポイントを探すのも◎。運がよければライチョウに会えるかもしれない。

 

●SPOT.3 大観峰駅2階展望テラスから見下ろす紅葉

 立山ロープウェイ終着点(立山ロープウェイ)の山頂駅にある、大観峰雲上テラスからは、山に引き込まれるような壮大な景色が広がる。黒部湖や後立山連峰の山並みが一望できる大パノラマ。午後の方が撮影すると綺麗に写せるので帰り際などに撮るのがオススメだ。

 

●SPOT.4 黒部平パノラマテラス

 黒部平側からテラスの上を見上げれば、また一面に色づく秋が眺められる。標高によって赤や黄色、緑のグラデーションがかかっており、ほかでは見られないスケールの紅葉が楽しめる。午前のほうが光が当たって撮影しやすいのも覚えておこう。

 

●ここもCHECK! この場所ならではのスイーツを!

 室堂ターミナル内の「ティーラウンジりんどう」では黒部ダムに見立てた、黒部ダムシフォンが人気。ダムの放水をイメージしたたっぷりのクリームとキャラメルソースが甘くてたまらない。何度も食べたくなるスイーツだ。

 

●営業情報ほか

立山ロープウェイ
▶距離:1700m、高低差:488m、所要時間:7分、一基の定員:80人
▶営業期間:営業中~11/30(木)無休
▶︎運行時間:時期によって異なるためHPを参照
▶料金:大人(中学生以上)立山駅~黒部湖往復1万6480円、扇沢~室堂往復1万2300円、立山駅~扇沢片道1万940円
 小人(小学生)立山駅~黒部湖往復8,240円、扇沢~室堂往復6,150円、立山駅~扇沢片道5,480円
 ※未就学児無料
▶アクセス:車(富山県側)北陸道・立山ICより約35分、(長野県側)長野道・安曇野ICより約60分 
 電車:(富山県側)電鉄富山駅より富山地方鉄道で約1時間、(長野県側)信濃大町駅より路線バスで約40分
▶駐車場台数:富山県側入口・立山駅900台(無料)、長野県側入口・扇沢230台(無料)、350台(有料)
▶立山黒部総合案内センター 電話:076-481-1500

もっと詳しく! 立山黒部アルペンルート 

 

【soto 秋山 2023 より再編集】

 

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