■500円のコンパクトチェア

500円のコンパクトチェアは畳むとスリムになる(撮影:ブラボーマウンテン編集部)
コンパクトチェアを広げたところ。しわしわ感が若干気になるが、快適さには関係ない(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 ダイソーのキャンプ用品売り場で見つけたもう一つの椅子「500円のコンパクトチェア」の特徴は以下の5つだ。

・座面が広く(36㎝×30㎝)、ゆったり座れる
・座面の高さが30㎝で、レジャー椅子とさほど変わらないが、座面が広いので足が窮屈とは感じない
・背もたれがあるのでくつろげる
・4本脚なので安定感がある
・耐荷重が70kg

 と、レジャー椅子の問題点をすべてクリアするものであった。

座った時の窮屈さがない。背もたれもあってリラックスできる(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 さらに、

・重量が約950gで、大きさの割に軽い
・ストラップ付きのケースがついているので背負いやすい
・収納時の長さが56.5㎝で、先端がはみ出るものの普段使いの20Lサイズのバックパックにもかろうじて入れることができる

コンパクトチェア(左)はストラップ付のケースが付属している(撮影:ブラボーマウンテン編集部)
バックパックからややはみ出てしまうのは残念。それでもバックパックに入れたほうが持ち運びは楽だ(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 このように、500円の椅子は200円の椅子と比べて、快適さや安全性、機能性などが向上している。950gと持ち重りしないのも特徴だ。

 ただし、コンパクトチェアは、ホームセンターで購入したアームチェアほどの快適さはない。ちなみにホームセンターのアームチェアは座面が広く、座面の高さが41㎝と高いので快適でアーム部分にドリンクホルダーがついている。しかし、重量が2.1kg、収納時の長さ80㎝なので、気軽に持ち運べるサイズ・重さではないのだ。

 こうして比較するとダイソーのコンパクトチェアは、コスパに優れ、携帯性に優れたローチェアと言えるだろう。