■家具の家で過ごす“おうち時間”
家具の家は最大4名で利用することができ、寝室が2部屋、リビング、ウッドデッキ、キッチン、浴室・トイレからなる2LDKの間取りとなっている。キッチン用品やシャンプーなどのアメニティは全て無印良品で揃えられており、薪や炭、無印良品のレトルト食品など消耗品はセンターハウスで購入することができる。家具の家での滞在に必要な荷物は食材のみで、キャンプ場において、設営、撤収の手間が少ない手ぶら滞在を楽しめるのが嬉しいところだ。
家具の家
・定員:4名
・寝室:2部屋(クイーンサイズのベッドがある寝室と、畳敷の和室)
・設備:冷暖房、冷蔵庫
・キッチン備品:ポット、電子レンジ、オーブントースター、ボウル、フライパン、食器など
・アメニティ:シャンプー・リンス、ボディソープ、歯磨きセット、洗顔料など
・ウェルカムドリンク&季節のお菓子
家具の家にチェックインすると、ウェルカムドリンクと季節のお菓子が置かれているリビングが出迎えてくれる。もちろんこれらは無印良品の商品。まずは運転の疲れを素朴な味わいを楽しみながら癒そう。
家具の家には寝室が2部屋あり、ベッドルームと和室を選ぶことができる。座布団を敷いて畳でゴロゴロ、クイーンサイズのベッドの上でゴロゴロ、と自分の好みに合わせて部屋を選ぼう。筆者は夫と友人夫妻と滞在し、畳敷の部屋も捨てがたいが大きなベッドの魅力に惹かれてベッドルームを選択した。寝室は両部屋とも大きいガラス窓がはめられており、部屋の中から自然の景色を楽しむことができる。また、朝日が気持ちよく差し込むので、スッキリと快適な朝を迎えられた。
キッチンには調理に必要なツールがひと通り揃っており、快適かつ手軽に自炊ができる。もちろん蛇口からはお湯が出るので、洗い物で油汚れが落ちやすいのが嬉しいところだ。
リビングからは段差がなくウッドデッキに出ることができ、ここで“おそと時間”を楽しむこともできる。室内で快適に、もしくは屋外で風を感じて、など各々の好みのスタイルで過ごすことができる。ウッドデッキの外の庭では焚き火もできるので、キャンプ用品を持ち込んで炭火で本格的なキャンプ料理を作ることもできる。
屋外・室内での過ごし方を自分の好みで配分でき、そのどちらも快適に過ごせるのが家具の家で滞在する最大の魅力である。
浴室・トイレはガラス張りになっていて清潔、かつ開放的に使える。使用する際、気になるようであればカーテンを閉めて目隠しをするように。
快適に滞在できるカンパーニャ嬬恋キャンプ場の家具の家。実際に利用してメリット、デメリットを以下にまとめてみた。
●メリット
・キャンプ場で自然を感じつつ、ホテルライクで快適な滞在ができる。
・アメニティやキッチン用品などは無印良品のグッズで揃えられているので、気になる商品を試すことができる。
・設営と撤収の手間が少なく、手ぶらで滞在できる。
・開放的な空間で、室内にいながらも外の景色を楽しめ、自然を感じることができる。
・室内でも屋外でも自分の好きなスタイルで滞在することができる。
・使いやすいキッチンで普段のキャンプでは作りづらい凝った料理を作ることができる。
・清潔で使いやすいトイレと浴室が利用できる。
●デメリット
・チェックインが15時からでチェックアウトが翌日の11時までなので、家具の家に滞在できる時間が通常のキャンプより短い。
・ペットとの滞在はできない。
・全部屋に開放的なガラス窓があるので、人目が気になることもある。
・キャンプで滞在、というよりは別荘にいる気分になるので、アウトドア感は少し薄れる。