■車との相性ばっちり!
セレナに取り付けてみた。サイズ感はピッタリ! 車体のカーブにも沿って、すき間もなくジャストフィット。シェルター自体がベーシックな色味のため、どんなカラーの車にも合わせやすいし安定感もある。
屋根に取り付けた吸盤は強風でもびくともしなかった。加えて、ところどころペグダウンできるので飛ばされる心配はなさそうだ。この日は一瞬小雨がパラついたが、撥水効果は高く、水をよく弾いていた。
購入する際、スライドドアの開閉ができるかが気になっていたが、全く問題はなかった。布が引っかかったりもせず、開け閉めもスムーズで、車からの移動もらくらくだ。
今回は、車中泊している人とインナーテントで寝ている人が、寝ながら会話するのを想定しドア側につけた。ジョイントシェルターはリア側にもつけることができるようなので、今後試してみたいと思う。
■“サイド”と侮るなかれ! 余裕のある広々スペース
シェルター内は高さが225cmあり圧迫感がない。側面はフルクローズにできるが、布を巻き上げて風通しをよくすることもできる。中にインナーテントを取り付けると、車・リビング・寝室のように間取りを分けられるのも便利だ。
文字通り、車の“サイド”だから狭いかと思いきやファミリーでも余裕のあるスペースが生まれた。
今回は地面が濡れていたのでブルーシートを敷いたが、乾いた芝生サイトなどでは何も敷かずに直接イスなどを置く土間スタイルでもよさそう。1人なら余裕をもった広々レイアウト。ファミリーなら日中はインナーテントを外してリビング部分を広げてもよさそうだ。
■インナーテントは暖かく快適
インナーテントは大人と子どもなら一緒に添い寝できるぐらいの広さ。風の強い日だったが、シェルター内は風がさえぎられ意外と暖かかった。インナーテントがついたカーサイドシェルターで1万円台の価格。コストパフォーマンスも高いと言えるだろう。
スカートもついておりすきま風も防いでくれる。車下からの空気を荷物などで遮断すれば、秋キャンプぐらいならできそうだ。尚、内部では火気厳禁なので、ストーブなどは使用不可。
■グルキャンにもおすすめ! 車中泊の楽しみが広がる
カーサイドシェルターを使用してみて、同じ大きさのテントと比べると組み立てやすいと感じた。大変なのは、車の屋根に吸盤をつけるところ。心配な人は踏み台などを持っていこう。
ワークマンHPには1人用と記載があるが、ファミリーでも狭いと感じることは全くなかった。4人ぐらいのグルキャンなら寝るときは、車中に2人インナーテントに二人と、快適に眠ることができるだろう。
“車中泊が好きだけど、子どもが大きくなって車内だけでは手狭になってきた”という人や、“車中泊もテント泊もどちらも楽しみたい”という人はぜひ試してみてほしい。おすすめだ。
●ワークマン「耐久撥水ジョイントシェルター」
価格/1万9800円(税込)
カラー/サンド
サイズ/シェルター(本体) 約 長さ250×幅270×高さ225cm
インナーテント 約 長さ120×幅255×高さ170cm
収納時 約 長さ67×幅19×高さ19cm
内容物:ロープ 11本、ペグ 20本、メインポール 2本、フロントポール 2本、吸盤 2個
URL:https://workman.jp/shop/g/g2300066052011/
※この記事の情報は2023年5月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。