それではこれからパシフィコ横浜会場で目についたブースのいくつかと最新のトピックスをコージー中嶋の “趣味と主観” にてご紹介させていただきます。

 

●ヤマハ発動機

 会場内で一際大きなブースを展開していたのはヤマハ発動機。 プレジャーボートなどの日本の業界最大手なんです。 さすが、何挺ものプレジャーボートから水上バイク、そして船舶免許のスクールやヤマハシースタイルというレンタルボートのマリンクラブなどの展示と盛り沢山でした。

広大なブースでは船上からのプレゼンテーションも実施

●ヤンマー舶用システム

 ヤンマーって、一般的にはトラクターやコンバインなど農業用機器とか、昔懐かしい「ヤン坊マー坊天気予報」などでも知られていますが、じつは船の業界でも大手なんです! プレジャーボートから漁船、船用エンジンまでじつに幅広くマリンプレジャーに関わっているんです。

ロングノーズデッキはキャスティングの釣りに良さそう!

●本田技研工業

 ホンダもクルマやバイクだけじゃありません。 マリンプレジャーの世界でも「船用エンジン」などで、そのホンダスピリッツが活かされています。 今回は有名造船所やビルダーの船に、ホンダエンジンを搭載したものなどを各種展示。 また、キャンプと合わせたアウトドアテイストの展示も目を引きました。

マリーナをイメージしたブースがおしゃれ!

●トヨタ自動車

 「世界のトヨタ」は船の分野でも凄いんです! 海外の高級プレジャーボートにも負けないプレミアムなクルーザーを展開。 また、ブース内にはパーソナルモビリティや話題の新型クラウンの車両なども展示され、注目をあびていました。

PONAM-31(画像提供:一般社団法人 日本マリン事業協会)

●Ts COMPANY(ティーズ カンパニー)

 まるで「TOYストーリー」の世界から飛び出してきたような、カワイらしいフォルムの船を発見。 一見、オモチャ!? と思ってしまいそうですが、ちゃんと本物の船。 こちらは観光用とかアミューズメント施設とかの遊覧船用途によさそう。 2馬力の船外機付きで「船舶免許無し」でも運転可能だそうです。

mini・TUG(Ts COMPANY)

●JOYCRAFT(ジョイクラフト)

 「動力付きの船は高価でなかなか手が届かない」とか「保管場所が……」と思いがちですが、ゴムボートのタイプなら比較的手頃な値段だし、空気を抜けば保管や運搬にも困りません。 また、船外機(エンジンのこと)の馬力によっては免許がいらない場合もあるので、比較的お手軽に始められて人気です。

マリン業界では「ゴムボートといえば」のJOYCRAFT

●カワサキモータースジャパン

 そして、会場内にはプレジャーボートと並んで大人気の水上バイクも多数展示。 ところで、世間一般的には「ジェットスキー」と呼ばれることが多いですが、じつは「ジェットスキー」というのはカワサキ(カワサキモータース)の登録商標なんです。 知ってましたか? 一般名称的には「水上バイク」とか「PWC(パーソナルウォータークラフト)」なんだそうです。 そしてその最初の水上バイク=ジェットスキーが誕生して、今年でなんと50年! カワサキさん、画期的だったのですねぇ!!

50年前にカワサキが製品化!

 その当時の「ジェットスキー」第1号機がコレ。 昔に見たような記憶が。。

元祖ジェットスキーも展示

 そして50年の時が経ち、現在の最新型の1台がコレ。

カワサキの最新鋭ジェットスキー

●Sea-Doo(シードゥー)

 釣り好きの私がとくに気になった水上バイクの1台がコレ! ロッドホルダーを前後に多数装備。ロッドやネットなどが数本収納できて便利。さらに後部にはタックルBOXや大型収納も設置可能。コレなら小回りも効いて釣れそうな “ポイント間近” で釣りができそうです。

FISHPRO TROPHY
十分な収納装備!

 ウェットスーツなどを着用して「濡れてもOK」なスタイルなら、コレで釣りもできるし、釣りしないときは水上を走ったりして遊べて、2倍楽しめそうですね!