最近までのコロナ禍の影響もあり、ファミリーキャンプやグループキャンプよりもソロキャンプを謳歌してきた方は少なくないはずだ。誰かに気遣う必要もなく、自由にアウトドアを楽しめるのはソロキャンパー最大の利点だといえる。自分だけの特別な時間で、今まで気づけなかった新しい発見があったのではないだろうか。

 しかし、いざ「ひとりじめ」キャンプを堪能しきると、今度は誰かを「おもてなし」したいという矛盾を抱えるのが人間の性ともいえる。

 「気になる女性とキャンプデートをしたい!」

 そんなときに気をつけたいのが「好印象」かつ「嫌われない」ためのマナー。そして、「1回誘って終わり」にならないためにも、次のキャンプデートに繋げるためには具体的にどうすればいいのか。

 気になる女性や誰か大切な人とのキャンプを楽しみたい方に向けて、アウトドア女子の筆者がキャンプの誘い方、キャンプ中のNG・OK行為を紹介していく。

■キャンプに興味がない、苦手だという女性を誘いたい場合

虫が少なく湿度が低い秋がおすすめ(撮影:ソラ)

 パートナーや気になる女性をキャンプに誘いたい方は多いはずだ。しかし、そのような時に限って「興味がない」「苦手」といわれたことはないだろうか。

 その理由の大半にあげられるのが、「キャンプ=夏」というイメージや「虫」と「紫外線」だろう。

 そんな時は、キンキンに冷えたビールや汗をかきながら食らう肉のことは少し忘れて、虫が少なく湿度が低い10月から11月に誘うのがおすすめだ。夏場に誘いたい場合は、涼しくて虫が少ない、標高の高いキャンプ場がいいだろう。

■おもてなしキャンプのNG行為

こだわった愛車やギアの自慢は控えるべき(撮影:ソラ)

 アウトドアライフの為に買った愛車、そして、機能性が高くこだわりの詰まったアウトドア用品など……。そんな自慢の一品たちを、つい行き過ぎた行動で見せびらかしたりはしていないだろうか。アウトドア女子でもある筆者からすると、その気持ちはとてもよくわかる。だが、事細かに自慢したい気持ちは抑え、一緒に使うことで自然にポテンシャルを魅せていくのが肝心だ。

 また、一緒に楽しむのが目的の「おもてなしキャンプ」では、最後の後片付けこそが重要といえる。たとえば、羽目を外して泥酔した挙句に熟睡し、片づけが疎かにならないよう気をつけるべきだろう。

■おもてなしキャンプのOK行為

簡単だけどおしゃれなキャンプ飯がおすすめ(撮影:ソラ)

 キャンプ経験のある方とのキャンプなら、計画や準備は一人よりも一緒に行うのがおすすめ。また、キャンプ経験のない方の場合、計画と準備はリードして、初めてのアウトドア用品を揃えるためのアドバイスや、一緒に買い物に行くのもいいだろう。

 アウトドアビギナーを誘う時には、寒さ対策の毛布、充電用のモバイルバッテリーなど、ちょっとしたホスピタリティが大事。

 そして、キャンプの計画性やホスピタリティの他に大事となってくるのが、キャンプ飯だ。最近はおしゃれなキャンプが増えていき、「ただ野営するだけ」というイメージは薄れつつある。その分、非日常感のあるアウトドアを求められるため、「簡単」だが盛り付けにこだわったキャンプ飯がおすすめだ。

 また、1回きりのキャンプデートにならないよう、スポットや季節ごとに楽しめるキャンプの醍醐味を活用して、「今度はあそこのスポットに行こう」など、次回に繋がる話題を考えておくのもいいだろう。