ローリングストック法をご存知だろうか。

 ストックしている非常食を日常的に食べ、食べた分を買い足す、というサイクルを繰り返すことで、非常食の賞味期限切れを防ぐ方法だ。

消費者庁HP 備蓄食料 https://www.no-foodloss.caa.go.jp/topic_mar.html

 このローリングストック法は登山との相性が非常に良い。

 今回ご紹介するのは、非常食を登山食に置き換え、定期的に非常食を消費するという方法だ。防災士の資格を持つ筆者が実践している、「登山×ローリングストック法」をご紹介したい。

■非常食は登山で消費するのがおすすめ

非常食はお湯を利用して食べるものも多く、登山用ガスバーナーが活躍する(撮影:山下直人)
非常食はガスバーナーとセットで保管しておくと安心だ(撮影:山下直人)

 非常食には、お湯を利用して調理するタイプが多い。これを、登山時にガスバーナーでお湯を沸かし調理することで、非常食を登山食として活用できる。

 さらに、アルファ米などの非常食は重量も軽く、登山との相性も良い。また、防災面から見ると、ガスバーナーと非常食は普段からセットで保管しておくと、いざという時に慌てなくて良いだろう。