スタジオジブリの世界観を表現した「ジブリパーク」が2022年11月1日に開園されて以来、「SNS流行語大賞2022」で「ジブリパーク」がノミネートされるほど熱く話題になっている。

 また、2023年の「金曜ロードショー」(日本テレビ系列)では、新年の放送で『ハウルの動く城』『思い出のマーニー』など、2週連続ジブリ作品になり話題となった。

「今年初の映画が『ハウルの動く城』だった!」なんて方も、少なくないのではないだろうか。

 『ハウルの動く城』といえば、ハウルが朝ご飯で作ったあの「ベーコンエッグ」! まさにキャンプ飯として最高だ。実際、家で作ってみたことのある方も少なくないのでは?

 しかし、実際作ってみれば分かる「再現度」の難しさ。黄身が割れたり、ベーコンが薄すぎたり、卵が焼けすぎてしまったりと、なかなか映画のように上手く再現できない……。

 そんな方に向けて、キャンプで楽しめる「再現度の高い」「本格的な」ハウルのベーコンエッグの作り方を説明していく。ベーコンエッグなので、レシピを参考にお手軽かつ簡単に挑戦出来る。

■完璧な再現にこだわった「ハウルのベーコンエッグ」レシピ

左側が一般的な薄いベーコンを使用したもの、右側が分厚いベーコンを使用したもの(撮影:ソラ)

 原作のベーコンエッグのように、取っ手を中心に右側を卵4個の黄身が四方に4つ並ぶように置くのがポイント。そして、左側には分厚いベーコンを3枚。ご自宅にある一般的な薄いベーコンを使用したい場合、2~3枚ほど重ねて厚みを作るのがおすすめ!

 ベーコンをじっくりと焼いた後、そこから出た油で卵を落として焼いていく。蓋をせずに焼くことで、白身の縁がカリカリ、黄身がトロットロの美味しい目玉焼きになる。

●必要な道具

スキレット 直径20㎝
キッチンペーパー

●材料:2~3人分

厚切りベーコン 3枚
卵 4個
油 適量

●作り方

ステップ1:ベーコンの厚さは5~10㎜ほどで、適度な大きさに切ったベーコンの水気をキッチンペーパーでふき取る。

ステップ2:焦げ付きと引っ付き防止のため、スキレットを煙が出るまで温めた後、油を薄く敷いてキッチンペーパーでふき取る。

綺麗な焼き加減を意識(撮影:ソラ)

ステップ3:最初は弱火でその後は徐々に中火していき、片面ずつ焼き色を入れていく。「ハウルのベーコンエッグ」のように焦げ目の少ない綺麗な焼き目が目標。カリカリベーコンも美味しいが、ミディアムな焼き加減がおすすめ。

ステップ4:ベーコンに焼き目がついたら、スキレットから取り出す。

右側に傾けて1個ずつ丁寧に卵を焼いていく(撮影:ソラ)

ステップ5:キッチンペーパーでベーコンの油を軽くふき取り、弱火で卵を1個ずつ低い位置から黄身が割れない様に入れる。黄身の位置が四方に4つ並ぶよう、スプーンで黄身の位置をやさしく調整(箸を使うと黄身が割れやすいためNG)。卵が左に流れないようフライパンを右に傾けながら白身が固まるまで待つ。

ステップ6:黄身に白い膜が張るので、スキレットに蓋をするのはNG。白身が焼け、左側にベーコンを盛り付けたら完成!