■主な1日のスケジュール|北陸・東北地方編

アートとしても有名な新潟県の「清津峡渓谷トンネル」

 日本一周車中泊旅が2ヵ月ほど経ち、起床時間を早めて日中の観光時間を長めに取るようになっていった。

 5月中旬を過ぎ、日の出が早くなったのも早起きの一因になっている。太陽が出ると車内の温度が一気に上がり、暑さで目が覚めてしまうのだ。そんな私たちの1日の主なスケジュールは以下のとおり。

  6:30:起床/歯磨きや洗顔/車の片付け
  7:00:朝食/コーヒー/道の駅で情報収集/予定の確認
  7:30:目的地に向けて出発
  8:00:目的地1
10:00:移動
11:00:目的地2
13:00:移動/昼食
14:00:目的地3
16:00:移動/お風呂/夕食の準備
18:30:夕食/就寝の準備
21:00:就寝

 この時期は週に1〜2度ほど登山をしていたため、登山の日は6時ごろから15時ごろまでは山にいて、下山後に観光をしたり仕事をしたりしていた。

 ここからは、北陸・東北地方で起きた旅の苦労話を紹介していく。

■東北の方言が難しすぎる問題

至る所に神秘的な景色が広がっている東北地方

 コロナ禍での旅ということもあり、旅中は積極的に自分たちからコミュニケーションを取ることは控えていた。

 しかし、観光地や銭湯、レストランなどで地元の人から声をかけてもらうことが多く、その度に地域のさまざまな話を聞かせてもらっていた。東北地方でも多くの人たちと話す機会があったのだが、方言が強くて内容を理解できないことがほとんど。特にお年を召した方ともなると、未知の外国語で話しているかのように感じてしまう。

 素直にわからないと聞き返すか、わかったふりで話を進めるか、何度も悩まされたものだ。(素直に聞き返したら丁寧に説明してくれる方がほとんどだったのだが。)