■福山山頂へ到着
少し手前から現れる階段を登り切り、福山山頂へ到着。着いて直ぐのところに幸山城跡の表示があるので少し紛らわしい。中央あたりに福山城跡や古文書らしきものもある。そのまま太陽に照らされている南側へ足が赴く。午前中だったこともあり、ポカポカ陽気で風も少なく心地よい。多くの方が景色を楽しんでいる。なかにはベンチに座ってお茶を飲みながら談笑している御婦人もいた。
しばらく景色を眺めた後北側へ行ってみた。南側と比べて日陰が多く木枯らしが吹いていて冬らしい。東屋へ荷物を置き、先を眺めると総社市の街が見渡せる。快晴時、運が良ければ中国地方で最も標高の高い鳥取県の大山(だいせん)が拝めるとのことだったが、今回は条件が揃わず見ることができなかった。しかし、広大な備前平野を展望でき大満足。何より山頂で飲む淹れたてのコーヒーが美味しかった。
その後、常連の方に幸山のことを聞くと「向こうの景色も良いから行ってみい」と言われたので行ってみることに。福山と幸山を結ぶ「幸福の小径」と名付けられたコースを下り、幸山山頂を目指した。
■幸山とは
福山山頂から幸福の小径を800m下ったところにある幸山(こうざん)。標高は162mあり、山頂には幸山城跡がある。福山山頂のように人の賑わいもなく、少し寂しさを感じる。こういうの「侘び寂び」というのだろうか。いくつか露出している巨岩の上に座り、小休止。その間、地図を再確認すると幸山山頂から下りてこのまま北側のルートを行くと駐車場から遠ざかってしまうので、福山山頂に戻ってから下山することにした。