人気観光地の京都。修学旅行人気も高く、人生で一度は訪れたことがあるという人も多いだろう。春はお花見、夏はお祭り、秋は紅葉、冬は初詣と、いつ訪れても楽しめるのだが、雪景色に包まれた京都を見た人は少ないかもしれない。

 京都の数ある神社仏閣が雪を被り、白銀に包まれた京都はまるで別世界。一度見たら忘れられない思い出となるほど、人々を虜にする美しさだ。

■一面の銀世界に金色が一際映える北山鹿苑禅寺 (通称:金閣寺)

屋根に雪が積もった金閣寺(撮影:仲地宏樹)

 金閣寺の正式名称は北山鹿苑禅寺(ほくざんろくおんぜんじ)。黄金に輝く舎利殿は、見る人を圧倒するほどの煌びやかさから、メディアに取り上げられることも多く、日本人なら知らない人はいないだろう京都の定番観光スポットだ。

 夜中のうちに降り積もった雪で、周囲の木々やこけら葺きの屋根は真っ白になり、一晩で一面の銀世界に変わっていた。朝日に照らされて輝く黄金と、雪景色のコラボレーションはまさに、息を呑むほどの美しさだ。

 日が昇ると雪が溶け始めてしまうので、金閣寺には朝のうちに訪れよう。鏡湖池(きょうこち)は凍っている場合も多いが、溶けるのを待ち湖面に映る「逆さ金閣」を目に焼き付けるのもよいだろう。

北山鹿苑禅寺
・住所:〒603-8361 京都府京都市北区金閣寺町1
・電話:075-461-0013(鹿苑寺事務局)

・ホームページURL:https://www.shokoku-ji.jp/kinkakuji/
※営業日時はホームページよりご確認ください

■【MAP】北山鹿苑禅寺(金閣寺)