●大黒ふ頭西緑地(鶴見区)

みなとみらいの景色と共に見られる数少ないスポット(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 最後に紹介するのは、パーキングエリアで有名な大黒ふ頭にある「大黒ふ頭西緑地」だ。横浜港越しに見える景色は、富士山とみなとみらいをセットで目の当たりにできる。

 注意したいのがアクセスの方法だ。大黒ふ頭西緑地には専用の駐車場がない。近くにある駐車場は、中央緑地のスポーツ施設や横浜スカイウォーク利用者専用のもの。西緑地を目的としたアクセスは、公共交通機関を利用しよう。横浜駅からバスも発着しているが、休日は本数が少ない点にも気をつけてほしい。

■横浜から富士山を見る際の注意点

上記画像と別日に撮影。横浜が晴れていても見えない場合がある(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 冒頭でもお伝えした通り、横浜から富士山は直線距離にして80km離れている。決して近いとは言えない距離であり、横浜周辺が晴れているだけでは富士山は見られない。晴れているのは絶対として、遠くの空がくっきりと見える日というのも条件に加わる。

 また、富士山周辺の天候にも注意したい。横浜周辺だけ晴れて空気が澄んでいても、富士山が雲で覆われていては元も子もない。

大黒ふ頭西緑地より。富士山周辺が曇に覆われていて見えない(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 空気が澄んで富士山が見えやすい時間帯としては、朝方が挙げられる。横浜から富士山はちょうど夕日が沈む方向にも重なるので、夕方もおすすめだ。

■横浜から富士山を見る楽しみ

横浜駅西口の繁華街を富士山が見下ろしている(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 富士山は見る場所や時間帯によってさまざまな顔を見せてくれる。今回は3ヵ所の紹介に留めたが、穴場スポットも含めると横浜から富士山を見られる場所はまだまだある。港町から見る日本一の霊峰に思いを馳せてみてはいかがだろう。