■ヒロシのぼっちキャンプやYouTubeのロケ地に
最初にキャンプ場の動員が増えたのが2018年7月4日にBS-TBSで放送された、キャンプ芸人のヒロシさんが出演する「ヒロシのぼっちキャンプ」がきっかけで、今でも再放送を見たお客さんが訪れる。放送を見ると、のどかな奥秋テント村にハンモックを張り、気ままに焚き火を楽しむ姿はとても魅力的な映像だった。
また、じゅんいちダビッドソンさんのYouTubeチャンネルで行われた、ドラム缶風呂が最初に登場したのが奥秋テント村。しかし、キャンプ場のお客さんは落ち着いている方が多かったのか、その撮影を静観していたとのこと。
木下さんいわく「3月のキャンプシーズンが始まった時期であり、家族連れも多かったが騒ぐわけでもなく遠巻きで見ている状況だった(笑)」とのこと。
●じゅんいちダビッドソン_ ドラム缶風呂動画
■お客さんが集まる理由
奥秋テント村の魅力は、気軽にキャンプが行えるところだ。ゴミは分別すれば全て回収してくれるというのは、ツーリング客をはじめ全ての客にうれしいポイント。トイレには洋式便座が設置してあり、お客さんの要望でウォシュレットが導入されている。
また、訪れる人のマナーが良いため、リピーターが多い。「焚き逃げ」と呼ばれる焚き火の不始末がSNSなどで発信されているが、利用客の中にマナーが悪いお客さんがいるのか聞いてみた。「(焚き逃げは)今まで見たことない。常連さんをはじめ、みんなきれいに片付けをしてくれる。」とのこと。
気さくに話してくれる木下さんの人柄や、利用客が快適に過ごせる配慮がマナーアップにつながっている。初心者でも安心して行くことができる環境のキャンプ場だ。