秋はキャンプに最適の季節。週末のキャンプ場も毎週賑わいを見せている。そんな楽しいキャンプだが、テントを組み立て、寝袋を用意する「準備」や「片付け」が面倒に感じる人もいるのではないだろうか。

 今回はそんな楽に楽しみたい方に向けて、「車中泊キャンプ」を紹介する。メリットやデメリット、キャンプ中の注意点など、実際に筆者が体験したところをお伝えしたい。

■車中泊キャンプとは

 「車中泊キャンプ」とは、その名の通り「車中泊」と「キャンプ」を組み合わせた新しいキャンプの楽しみ方。車中泊は、RVパークなどに車を停めて宿泊する形式だが、オートキャンプ場を利用すれば、キャンプ場での車中泊が可能となる。

■車中泊キャンプのメリット&デメリット

車中泊のためテントは不要。手軽にキャンプができる(撮影:加藤千奈)

  車中泊キャンプのメリットは、なんといっても「手軽さ」。日中は通常のキャンプと同じように、椅子やテーブルを出してキャンプを楽しみ、就寝時には車の中に入って寝るため、設営が煩わしいテントは不要だ。

 着いてすぐテントを準備したり、帰る前にたたんで片付ける手間がなくなるだけで、キャンプでゆっくりと過ごす時間を長く楽しめる。車の中での就寝となるため、雨風などの天候に影響されないのも魅力の一つだ。

 一方で、オートキャンプ場でしかキャンプができないデメリットも。キャンプサイトによっては車の乗り入れができない、車内で過ごすのを禁止している施設もあるため、事前確認をおすすめする。

 筆者が利用する車は、ダイハツ「ハイゼットカーゴ」。車中泊使用にDIYしており、就寝時はフルフラットにした後部座席に、大人2人が寝袋を敷いて寝られるスペースを確保している。

 ただ、長期間のキャンプや大人数でのキャンプの場合、車内スペースが足りないデメリットも。週末の1泊2日、友達や恋人同士でキャンプをする人におすすめの車輌だ。