首都圏からのアクセスが良い群馬県の日本百名山「谷川岳」。紅葉の時期は特に大盛況で、リピーターも多いそうです。今回、ロープウェイを利用した天神尾根ルートの登山に行ってきました。標高1,997mのオキノ耳を目指しつつ、色づく谷川連峰に眼福の山登りとなりました。谷川岳の紅葉の時期や登山の注意点、寄り道スポットまでお伝えします。

■リピーター続出! 秋の谷川岳登山と紅葉の絶景

天神尾根から日本三大急登の西黒尾根を望む

 谷川岳ロープウェイを利用し、天神尾根ルートで紅葉登山を楽しみました。今年は台風の影響で例年よりも1週間ほど色づきが遅いように感じられましたが、見頃に足を運べたようです。

谷川岳ロープウェイ:http://www.tanigawadake-rw.com

 谷川岳だけでなく周囲の山も赤く染まり、登山の途中でも足を止めたくなる絶景スポットがたくさんありました。山が色付くと、カメラを持ったハイカーが増えて「谷川岳は毎年登りに来ている」というリピーターも多いです。

谷際の紅葉は深く色づいていた

 特にお気に入りは「天狗の留まり場」「天神ザンゲ岩」から山頂を眺めることです。岩場になっており、岩を上がれば360度の絶景が見られます。足場をしっかり確保して、安全第一でいきましょう。

 「山頂が一番良かった!」と言いたいところですが、今回の登山では残念ながら、登頂時は雲の中でした。一押しの360度パノラマは伝えられず……。が、どこから眺めても、心が洗われるような景色を目にすることができたので良い日でしたよ。

■大人気の天神尾根ルート! 避難小屋から先は岩場と鎖場あり

登山道は整備されているがこのあと岩場が続く

 天神尾根ルートなら、山頂まで標準コースタイムでおよそ2時間30分。日本百名山の山頂まで手軽にアクセスできると、登山初心者の方にも人気のルートです。ロープウェイを降りて登山道に入ると、整備された木道と木の階段の道が続きます。熊穴沢避難小屋を過ぎると、本格的な登山が始まり、岩場と鎖場が続きました。

 登山道は風が当たらず、天気が良かったので結構暑かったですね。時々、風の通る場所に出れば、冷たい空気が心地よく感じます。天神ザンゲ岩をすぎると、肩ノ小屋まであと少し。階段が続くのですが、じわじわと疲れを感じ、一番辛かったです。

 週末に訪れたため、山頂にある2つの頂、トマノ耳(標高1,963m)、オキノ耳(標高1,977m)での記念撮影するために並びました。順番に思い出を残します。私たちが到着したときは雲の中での撮影でした。またタイミングをみてトライしたいです。