長野県の小谷村は栂池自然園を有する豊かな自然に触れられるリゾート地。自然園の秋は紅葉が美しく、赤や黄色に包まれた高層湿原の散策を楽しめる。そんな紅葉トレッキングのお供にぴったりな、オリジナル弁当パック「otari弁当」が今秋から栂池高原で発売された。販売期間は、9月1日~30日限定。秋のみ食べられるこの弁当は、紅葉に負けないくらい彩り豊かだ。

■ゴンドラ乗車や入園料も含むお得なお弁当パック

「otari弁当」発表会の様子。左から小谷村村長の中村義明さん、シェフの鳥羽周作さん、おたり振興公社代表・幾田美彦さん

 「otari弁当」パックの内容は、弁当のほかに、前菜のおやきとドリンク、デザート付き。そして栂池自然園の入園料と、山麓から園に向かうまでのゴンドラとロープウェイの往復乗車券込みで5000円だ。もともと、入園料とゴンドラ&ロープウェイ乗車の往復チケットは3700円なので、プラス1300円で前菜やドリンク、デザートが付いた弁当を食べられるのはかなりお得。

■弁当はどんな内容?

小谷の名産品を取り入れた弁当は、赤、黄、緑の彩りがまるで錦に染まった紅葉のよう

 メインの弁当には、小谷村の名産品がギュッと詰まっている。野山に放牧されて育った、脂身までおいしい「おたり野豚」を甘じょっぱい生姜焼きに仕上げ、小谷漬けを混ぜた酢飯にこれを乗せ、イクラ、数の子、伊達巻、かまぼこ、ラディッシュなどを散らして彩り豊かに。自然園の紅葉のような鮮やかな見た目を楽しめるうえ、塩味や甘み、酸味、辛味といったさまざまな風味がこの一品に閉じ込められている。

 この弁当を監修したのは、ミシュランガイド東京2020から3年連続一つ星レストラン sioでオーナーシェフを務める鳥羽周作さん。「レストランらしい複雑な味と、見た目にもこだわった」という思いがこもった弁当だ。