車中泊で旅をするとなると、食事・睡眠・入浴などすべての日常生活を車で行わなければならない。しかし、特に入浴に関して、「どうすれば良いだろう」と不安を抱く人もいるだろう。

 今回は、実際に車中泊で半年間、日本一周の旅を続けた筆者が経験した、車中泊におけるお風呂事情を紹介していく。

■公衆浴場の多い日本はまさに「車中泊天国」!

城崎温泉街の中でも歴史ある外湯のひとつ「鴻の湯」(住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島610、営業時間:7時〜23時、定休日:火曜日、料金:大人700円 子供350円)

 日本には、約2万5000軒以上の公衆浴場があるのをご存知だろうか。公衆浴場には、昔ながらの銭湯やスーパー銭湯、日帰り温泉施設などが含まれる。

 日本一周の経験上、どのエリアにもいずれかの形の公衆浴場があり、毎日入りたいタイミングでお風呂に入れるため、旅の間、入浴に困ることはなかった。入浴に関していえば、まさに日本は「車中泊天国」と言えるだろう。

●コスパを重視するならネットカフェという選択肢も

 公衆浴場には平均400〜800円の入浴料がかかるため、毎日入浴するとなると出費が嵩むところ。そのため、筆者は公衆浴場とインターネットカフェのシャワー室を5:5の割合で使い分けていた。インターネットカフェは30分200円程度で使えるため、公衆浴場の半分以下にコストを抑えることができる。

 「毎日お風呂に入りたいけれど費用が気になる…」という人は、インターネットカフェも選択肢に入れてみてはいかがだろうか。