■ステンレスクッカーのメリット・デメリット
ステンレスクッカーは錆びにくく、頑丈なのが特徴。また、一度温まると冷めにくいため、気温が低い高山でも最後まで料理を、温かいまま美味しく食べられるメリットは大きい。
デメリットは重さ。筆者が所持している300mlのチタンカップが50gなのに対して、同容量のステンレスカップは95g。2倍近くの重さがある。荷物を背負って行動する登山では、重いギアは避けたいところ。そのため、車やバイクでのキャンプや、1〜2時間程度で登れる低山ハイキングなどに向いているクッカーといえる。
クッカーは素材によって特徴がさまざま。まとめると、コスパ重視で早くお湯を沸かしたいならアルミ、直接口をつけても熱くなく、長く使えるものならチタン、保温性が高く頑丈なものであればステンレス、といったところ。
使いやすいクッカーに出会えると登山中の食事が楽しく便利になる。ぜひクッカー選びの参考にしてほしい。