宮崎県と鹿児島県にまたがる、霧島連山最高峰の韓国(からくに)岳(標高1,700m)。新燃岳や高千穂峰など、雄大な霧島連山を望む人気の山だ。

 南側にある大浪池(おおなみのいけ)は、映画『君の名は。』に登場するクレーターを彷彿とさせる、美しい火口湖だ。

 本記事では、韓国岳から眺めた大浪池の絶景を紹介する。

■登山口から大浪池へ

木々が生い茂り、涼し気な大浪池への登山道を進む(撮影:ヤマシタ ナオト)

 大浪池登山口は、えびのスカイライン沿いにあり、近くに駐車スペースやトイレもある。天気のよい日は登山客が多く、駐車スペースはすぐ満車となるため、余裕をもって早目の到着がおすすめだ。

 登山口から大浪池への登山道は、途中、急な上り階段などはあるものの、地面は整備されていて歩きやすい。

 大浪池登山口から約1時間20分ほどで大浪池に到着。池の向こう側に韓国岳が見える。ここからの大浪池の景色も美しいが、今回は大浪池を見下ろせる絶景ポイント、韓国岳山頂を目指す。

 韓国岳に向かうためには、池の右回りルートか、左回りルートを選択しなければならないが、今回は左回りルートを選択した。