■夏におすすめのテントの特徴

メッシュが大きいと、涼しい風が通り抜けていくので快適(撮影:田芝也友)

 ここからは、夏にキャンプデビューを考えている方に向けて、夏におすすめのテントの特徴を紹介する。

■メッシュ or ベンチレーターが多い

 夏のテントはしっかり換気していないと、テント内がまるでサウナのようにムシムシしてしまう。そのため、通気性の良い、メッシュの多いテントを選ぼう。製品によっては、インナーテントがフルメッシュのものもあり、夏でも涼しく快適に過ごせる。また、ベンチレーターと呼ばれる「通気窓」が多いテントを選ぶのもいい。

●テント素材がコットンのものを選ぶ

 コットン素材は透湿性が高く、外気の暑さをしっかりと遮断してくれる。丈夫なのでしっかりとメンテナンスをすれば、20年近く持つものも多い。

 デメリットとしては、雨が降ると水を吸って大人一人では持ち運べなくなるほどの重さになること。また、しっかりと乾かさなければ、カビが生えてしまうことも。冬場はテント内の暖かさを維持してくれるので、通年使えるのもメリット。

●遮光性の高いテントがおすすめ 

 紫外線や日光をさえぎる遮光性の高いテントやタープを使うことで、温度上昇を抑えることが可能。UVカット率や遮光率の高いテントを選ぼう。

 コールマンのとある製品には「ダークルームテクノロジー」といわれる技術が使われており、「日光90%以上ブロック」「UV遮蔽(しゃへい)率99.99%以上」と夏キャンプにうってつけの商品も販売されている。 

■まとめ

 繰り返しになるが、テントはキャンプギアの中で一番高価な買い物。テントの他に、焚き火台やチェア、テーブルやシュラフなど必要な道具はたくさんあり、これらにも費用がかかってくる。

 予算と用途をしっかりと決めて、店員さんに相談しながらベストなテントを見つけて欲しい。