テントの種類はドームテントやワンポールテント、ツールームテントなどさまざま。初心者がこれらの中からテントを選ぶ際、どのようなポイントを考慮すべきか。

 特に夏や冬など、環境によっておすすめのテントは異なってくる。今回は、テント選びに失敗しないための3つのポイントと、夏におすすめしたいテントの特徴について解説する。

■予算を決めて、店舗へいこう

とにかくたくさんのテントを見て、触って、体験してみる(撮影:田芝也友)

 テントを買ううえでまず決めるべきは、予算。キャンプギアの中では、一番高価な買い物だ。年間の使用頻度にもよるが、テントは一度買うと買い換えるまで5〜10年といわれている。

 初めてのテント購入は店舗に足を運び、実物をみながら店員さんに相談しながら購入するのがおすすめ。「安いから」という理由だけでネットなどで購入するのはやめておこう。

■適正な耐水圧のテントを選ぶ

 耐水圧とは水に対する強さをあらわした指標で、数値が高いほど激しい雨に耐えられる。だが、耐水圧が高いと通気性が悪くなってしまうため、夏場だとテント内がむしむししたり、結露でカビが生えやすくなったりするリスクがある。

 一般的な雨であれば耐水圧が1500mmあれば問題はないので、一つのテントを年中使うことを想定するのであれば、耐水圧1500〜2000mmのものを選ぼう。

■設営のしやすさを重視する

ワンタッチテントはピクニックでのサンシェードとしても使える(撮影:田芝也友)

 テントを選ぶ上で見た目は重要だが、構造が複雑なテントや、初心者には取り扱いが難しいものを選ぶと、テント設営に時間がかかってしまい、最悪の場合設営できないケースもある。

 ワンポールテントやワンタッチテントなど、設営しやすいものを選ぶか、実際に設営体験ができるアウトドアショップで設営してみると、テント選びの失敗は少なくなる。