■月山八合目、弥陀ヶ原から月山ハイキングへ

 月山の登山口のひとつ、弥陀ヶ原(みだがはら)は標高1400m地点の八合目にあり、ここまで車やバスでアクセスできる。「天空の楽園」と称される弥陀ヶ原は、ニッコウキスゲなどの高山植物の宝庫。

 また、池塘(ちとう)も大小様々なものがあり、弥陀ヶ原ではこのような高地湿原ならではの景色を楽しみながら、木道で1周60分ほどの空中散歩も楽しめる。

高山植物や大小さまざまな池塘が広がる登山口、弥陀ヶ原

 登山口より10分ほどで月山中之宮(がっさんなかのみや)の御田原参籠所(みたはらさんろうしょ)が見えてくる。参籠所とは神社や仏堂に参拝する際、一定期間篭って祈願するための宿泊所のこと。

登山の無事を祈っていざハイキングへ

 霊峰月山の山岳信仰への信仰心が感じられるこの場所には、豊穣の神を祀る御田原神社があるので、筆者は友人や夫と登山の無事を祈ってからハイキングに挑んだ。ここには月山神社の鳥居があるので「霊峰月山」の厳かな雰囲気を感じることができる。トイレや水場があるのでハイキングの準備をここでしっかり整えよう。

弥陀ヶ原へのアクセス(住所:山形県鶴岡市羽黒町川代)
・JR鶴岡駅から月山八合目行きバスで約120分、「月山八合目」下車
・JR鶴岡駅から車で90分
・日本海東北自動車道「鶴岡西IC」より車で約50分
・普通車150台駐車可能な駐車場があり、営業期間は7月1日〜10月中旬

●【MAP】月山八合目付近